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住宅ローンの頭金の平均は?家を買うなら貯金はいくら残せば良い?

住宅ローン 頭金 いくら

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家を買う時に、住宅ローンは組むとして、「頭金ってどれぐらい用意すれば良いのでしょうか?」

わりとよくある質問です。

もちろん、多ければ多いほど良いのですが、、、

「頭金の相場はいくらぐらいなのか?」

「いくらぐらい住宅ローンを組んでいるのか知りたい。」

もしくは、家の購入後に「貯金はどれぐらい残しておけば安心なのか知りたい。」

ということもありますよね。

こちらでは、住宅ローンの頭金の平均額を紹介しつつ、頭金の考え方や、購入後のいくら現金を残せば良いのかなど紹介してきます。

家の購入の時の住宅ローン額や頭金の額の判断材料として参考にしてもられば嬉しく思います。

そもそも家を買う時の住宅ローンの頭金とは?

そもそも、「頭金とは何の金額を指しているのか?」をまず定義していきます。

  
・頭金=住宅価格-住宅ローン金額

例えば4000万円の物件を買う時に、住宅ローンを8割の3200万円で組むとすると、残りの800万円が頭金ということになります。

時々、諸費用(仲介手数料、住宅ローンの保証料や事務手数料、登記費用、火災保険料など)の現金で用意する部分も頭金に含めている場合もありますが、基本的には、諸費用は頭金には含めません。

つまり家を買う時に必要なお金をまとめると次のようになります。

 
・家を買うのに必要な金額=住宅価格+諸費用=(頭金+住宅ローン)+諸費用

住宅ローン用語ですが、全額ローンは、頭金0で「住宅ローン=住宅価格」となります。

諸費用だけは現金で用意するというパターンですね。

諸費用ローンは、頭金0で「住宅ローン=住宅価格+諸費用」です。

諸費用も住宅ローンで借りるパターンとなります。

住宅ローンの頭金の平均は?

では、頭金の平均額はいくらなのかを見ていきます。

基本的な考え方として、頭金は多ければ多いほど良いとされています。

何が良いかと言うと次の3点のことが言えます。

頭金が多いとことで生まれるメリット

・住宅ローン金額が減るので、単純に返済総額が減る。(利息分の支払いが少なくなる。)

・与信がよくなるので、金利や保証料が下がるケースがある。(信用金庫などでよくあるメリットです。)

・月々の支払いが少なくなるので、毎月の家計がラクになる。

良いことずくしですが、そうは言っても貯金全部はたいて家を買うのが良いのかというと不安はあります。

頭金2割必要は過去の時代の話

良く言われるのが「頭金は2割用意した方が良い。」という定説です。

定説ですが、現代にはあわなくなってきている考え方だと個人的には思っています。

なぜなら金利が圧倒的に違うからです。

バブル時代最大で、8.9%まで変動金利があがりました。最も高い時でなくても5%前後で推移していた経緯があります。

仮に4000万円の住宅ローンを組むとすると、5%でも月々の返済が、201,875円にもなります。頭金2割払ったとすると、161,500円ですので、頭金は最低でも2割は用意しようという話がありました。

現在では、ネット銀行を見ると、2019年9月の金利で安くて0.457%という住宅ローン商品があります。

4000万円を借りるとすると、103,392円です。2割頭金で払うとすると、3200万円の借り入れで月々82714円です。

もちろん、頭金が多ければ多い方が良いですが、以前に比べると月々の支払いの差額も劇的に減るということはなくなってきています。

その為に、頭金2割必要というのは、2割あるにこしたことはないけど、「なきゃダメ!」という話しではないですね。

2018年度の頭金の平均

2018年度の住宅ローンの頭金の平均額をみていきます。

2018年度にフラット35を利用して建売住宅を購入した方のデータを見てみます。

全国頭金額物件価格に対する頭金の割合
2018年度293.2万円8.5%
2017年度302.0万円9.0%

出典:フラット35利用者調査

この数字を見てみると、頭金を1割以上貯金で用意している方は少ないことが分かります。

ちなみに、フラット35はそもそも、本体価格の9割までの融資が上限です。残りの1割の部分を民間の金融機関が変動金利で貸し出す仕組みになっています。

さらには、民間の金融機関の融資で諸費用ローンもセットにできるところもあります。

その場合は、頭金0円ということもあります。

興味深いことにマンション購入の場合は様子が異なってきます。

全国頭金額割合
2018年度714.1万円16.1%
2017年度705.6万円16.2%

出典:フラット35利用者調査

マンションの場合は、戸建ての建売住宅を購入する場合に比べて、頭金の額が多くなっていることが分かります。

おそらく、マンションの場合は、管理費や修繕積立金、駐車場代など一戸建てに比べて月々に必要な費用が多いので、より住宅ローンを減らしておきたいという意向が強いのではないかと考えられます。

 
【頭金の平均額のポイント】

一戸建ての建売住宅の場合、10%ぐらいが多い。
マンションの場合は、15%ぐらいが多い。

リーマンショック以前の場合

参考までに、リーマンショック(2008年)以前の場合のデータを見ていきます。

全国頭金額物件価格に対する頭金の割合
2008年度600.0万円16.1%
2007年度760.4万円20.2%

出典:フラット35利用者調査

金利が下がるにつれて、頭金の額も下がってきていることが分かります。

以前はたしかに、頭金は2割のケースが多かったですね。

そもそも、フラット35は物件価格の8割までが上限とされていたことがありました。

つまり、「2割は頭金で用意してね。」という具合です。それが、時代とともに9割融資になり、残りの1割を民間での住宅ローンと組み合わせることがOKになり、さらに諸費用もOkになりと、どんどん住宅ローンが組みやすくなってきています。

家を買うなら貯金はいくら残せば良い?

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「頭金はいくら必要ですか?」と聞かれた場合、回答としては、「0円でも購入できます。」ということになりますが、「買えるか買えないか」ではなく、「買った後に現金がなくて困ることがないか?」という不安もありますよね。

ここからは、住宅ローンの頭金を出した後に貯金がいくらあれば安心かを見ていきます。

頭金以外に残す金額と一言で言っても、その中で住宅に使う必要があるお金があります。

例えば、購入手続きにかかる諸費用や、新生活での家具家電、カーテン、引越し費用などなど。

またランニングコストで考えた時に、不動産を持つことで必要となる固定資産税も出てきます。そこにいくら必要なのかを考えて整理していくと自ずと残しておくべきお金が見えてきます。

 
【ポイント!】

・諸費用 (150万円~300万円程度)

・引っ越し費用、家具家電費用

・普段安心できる貯金額+購入することであらたに必要となるお金

諸費用はいくら?

諸費用は、物件によっても違いますが、分譲住宅を購入する場合300万円程度とよく言われます。売主から直接購入できる場合は仲介手数料が不要となりますので、150万円程度となることもあります。

詳細は下記コンテンツにもまとめていますので気になる方はご参照ください。

関連:建売住宅の購入時の諸費用っていくら?諸費用の項目一覧

引越し費用や家具家電は?

こちらは人それぞれで全くことなってくる金額です。

今使っているものをそのまま使えば新たな家具が要らないということもありますし、エアコンなどどこまで設置するかによっても全然違います。

どんなものが必要となるかが分からないというケースもあるかと思いますが、下記コンテンツにて我が家で新築した時に実際に揃えたものと金額をまとめていますので、よろしければご参照ください。

関連:新築時に必要な家具・家電のリストと予算。我が家の費用の実例を公開!

普段安心できる貯金額+購入することであらたに必要となるお金

「貯金がいくらあると安心か?」という疑問は、各家庭によって全く異なります。貯金がなくても不安がない人も入れば、1000万円あっても不安な方もいるでしょう。

これは、マインドの問題なので、「ご自身がいくらあれば安心なのか?」を考えれば自ずと残すべき金額は見えてくるでしょう。

仮に家を購入することで、光熱費の変化や固定資産税の発生など、見えない部分が不安という方は、我が家の家のランニングコストをまとめていますので、ご参照ください。

家を購入すると、住宅ローン減税で税金の軽減があったり、一時金ではありますが、すまい給付金、次世代住宅ポイント制度など補助がありますので、戻ってくるお金もあります。

それを考えると、買う前と買った後ではさほど変わらないのかな・・・という感覚ではありますが。

関連:一戸建てのランニングコストはいくら?我が家の実例を公開!

関連:2019年度(平成31年/令和元年)に新築(購入・建替)でもらえる補助金まとめ!

関連:新築する時に使える減税制度まとめ2019年(平成31年度)

まとめ【東京都での頭金の実態を肌感覚で見てみると・・・】

2019年現在、フラット35の融資額が、物件価格の9割を上限としていることから、1割は頭金で入れるという流れが主流になっていますが、変動金利での住宅ローンの場合は、物件価格の10割まで融資可能です。

そのため、頭金0で諸費用のみ現金で支払うという方も多いですね。

実際に東京都で建売住宅を販売している営業マン(私)の肌感覚からすると、1割頭金あれば十分。頭金0円の諸費用のみ現金でも問題なしという感覚です。

実際には、フラット35の住宅ローンを組む場合は、1割以上数頭金を入れるケースが多いです。変動金利の場合は、1割ぐらい現金を入れる方の方が多いように思いますが、物件価格の100%住宅ローンという方も少なくないです。

諸費用まで全額ローンにするという方は、正直少ないです。諸費用ローンの部分は金利も高くなりますので、やはりそこは貯めた方が良いですし、そこも貯められない状態で家を買うのは、家を買わなければならない特別な事情がない限りはあまりおすすめできないかなと思っています。

もちろん欲しい物件が準備不足の段階でも見つかってしまったらそれを逃す手はないというのもありますので、絶対ダメという話しではありませんが。

以上、住宅ローンの頭金の平均額や、住宅ローン以外に残しておくべきお金の考え方について紹介してきました。

家の購入に関して資金計画をしている方にとって参考になれば幸いです!

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