無垢材のフローリングの種類。広葉樹と針葉樹による特長の違いと洋名和名を整理してみた。

樹種のち外

樹種のち外

新築を注文住宅で建てたい。リフォームをしてオリジナルな個性を出したい。

そう思った時に、床材として選びたくなる無垢素材。

「無垢」と一言で言っても様々な種類があり、どれにしようか迷います。

例えば、オークとナラは同じ樹ではありますが、産地の違いによって呼び名が変わってきます。

同じ樹種の無垢材を取り上げて話しているのになんだか、ややこしいということもあるのではないでしょうか?

 

これまで、無垢材と複合フローリングの違いや、無垢材の針葉樹と広葉樹の違いなどを紹介してきました。

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今回は、無垢材の広葉樹針葉樹による違いと、洋名和名を整理してご紹介していきたいと思います。

広葉樹と針葉樹の違い

まずは、広葉樹と針葉樹の特徴の違いを見ていきましょう。

広葉樹は文字通り、広く葉っぱが伸びている樹です。

英語にすると、hardwood。硬い木というのが特徴ですね。

硬いということは、傷がつきにくいとも言えます。

見た目は、樹種によりさまざまな木目のデザインになります。

 

針葉樹は、針のように細長く上に伸びている樹です。

英語にすると、softwood。文字通り柔らかいという特徴があります。

加工性には優れていますが、傷がつきやすいとも言えます。

見た目は、単調になることが多いため、木目もそろっていることがほとんどです。

 

床材としてみた時の特性を表にしてまとめてみますと、

 

広葉樹 針葉樹
英語 hardwood softwood
硬さ 硬い 柔らかい
つきにくい つきやすい
重さ 重い 軽い
価格 比較的高い 比較的安い

 

となります。

価格は樹種によっても異なるので一概には言えないですが、針葉樹に比べて広葉樹の方が高価なものが多いです。

広葉樹の種類と洋名和名

つづいて広葉樹の種類について見ていきます。

無垢材の面白いところは、同じ木の種類でも産地によって呼び名が異なります。

それによって、木の特性も若干異なり、価格にも差が出てきます。

ここでは、同じ木ごとに名前と特徴を整理していきます。

ナラ・オーク

オーク・ナラ・違い

出典(楽天市場):杢目MOKUME

ナラ(楢)もオークもどちらも有名な名前で、家具にも良く使われています。

定番中の定番とも言える樹種です。

しっかりとした硬さもありますので、ナチュラルに木の温もりを感じつつも重厚感が出しやすい無垢材です。

和名はナラ。漢字で書くと楢。洋名はオークです。

和風の家にも洋風の家にどちらにも相性が良いですが、どちらかと言うと、和風の方には、ナラ、洋風にはオークとの方が相性がいいようにも思います。

というのも、オークの方が、木目が大きく、ナラの方が慎ましいイメージです。

また、グレードの低い節付きのものですと、オークの節は荒々しくカッコイイので、ワイルドな雰囲気を出したい時には敢えて節ありを選ぶのも良いと思います。

ちなみに、ナラはどんぐりの木です。

クルミ・ウォールナット

くるみ・ウォルナット違い

出典(楽天市場):杢目MOKUME

和名で言うとくるみの木ですが、洋名で言うと、ウォールナットになります。

フローリングでくるみというと、珍しい響きに感じる方も多いとは思いますが、ウォルナットと言うとよく耳にしますよね。

ウォルナットは高価な樹種としても知られていて、重厚感があり、シックでカッコイイ印象になります。

また、ブラックウォルナットと言われるようにダークな色合いは高級感が漂いますね。

チーク

チーク

出典(楽天市場):杢目MOKUME

チークも有名な無垢材でして、洋名も和名も同じです。

チークは、船の甲板に使われていた木であり、大変固く、傷つきにくい特性があります。

耐久性がある木ですので、フローリングのみならず、家具にも広く使われています。

木の重さは体感するとよく分かるのですが、部屋に入った時の高級感に繫がります。

色は、ブラックウォルナットに比べると明るい為、高級感のある雰囲気を出したい時で、ブラックウォルナットほど暗くはしたくない場合などに用いられることが多いです。

カバザクラ(樺桜)・バーチ

カバ桜、バーチ違い

出典(楽天市場):杢目MOKUME

カバと言ったり、サクラと言ったり、樺桜と言ったり、と呼び名が非常に多いのが、バーチです。

どの言葉もよく聞くのですが、すべてが同じ木の種類というのはあまり有名ではないのかと思います。

和名は、カバ、樺桜、サクラです。

洋名が、バーチですね。

バーチや樺桜の特徴は、明るい色でかつ広葉樹の特性を持ち固いということが言えます。

ある意味スタンダードな雰囲気を出しやすく、さらには広葉樹の硬さがある為に、傷がつきにくいという特徴が広く使いやすい理由となります。

サクラは、最初は明るい色ですが、時間がたつにつれてアメ色に変わっていくのがよく分かりますので、時とともに家も変わっていく経年変化を楽しみたいという場合にもおすすめです。

カリン(花梨)

カリン、花梨

出典(楽天市場):杢目MOKUME

カリン(花梨)は和名のみとなります。

カリンの特徴は、なんと言ってもぱっと目をひく赤みです。

上の写真からも分かるように、特徴的な雰囲気になります。

硬さや耐久性も高く、さらには希少価値も高く仏壇に使われることもあります。

よって価格は比較的高めですが、独特の印象的な空間になります。

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針葉樹の種類と特長

つづいて針葉樹の種類と特徴を紹介していきます。

針葉樹の方は有名所だとそれほど種類は多くはないです。

順にみていきましょう。

パイン(レッドパイン・ボルドーパイン)・赤松

パイン、赤松、違い

出典(楽天市場):温もり生活

パイン材はとても身近な木材ですね。

節のありなしで印象はもちろん、価格も変わってきます。一般的には、節がない方が良品とされていて、価格は高くなります。

ですが、節が無垢っぽくて好きという方も少なからずいらっしゃいますので、どちらを選ぶかは好みでしょう。

パイン材は、産地によって呼び名がさまざまあります。

和名だと、赤松がパイン材となります。

洋名だと、フランスが産地となるボルドーパイン。北欧産のレッドパインが有名ですね。

また、パイン材は、塗装をほどこすことで様々なテイストに加工しやすいです。

ボルドーパイン、アンティーク

出典(楽天市場):温もり生活

加工しやすいということですが、傷つきやすいとも言えますので、傷が気になる方にはあまりオススメできない床材ではあります。

傷も含めて家族と家の思い出と捉えられると良いですね。また日焼けもしやすく、柔らかい為床鳴りもしやすいという特徴もあります。

よく言えば、より自然に近い無垢のままの素材と言えそうですね。

ちなみに、価格は、広葉樹にくらべて安いです。値段を抑えて無垢材と取り入れたいという場合に、パイン材を選ぶという方も多いですね。

ヒノキ(桧)

 

ヒノキ、無垢材
出典(楽天市場):無垢材の四国加工

ヒノキ(桧)は、日本を原産とする樹ですね。洋名はありません。

古くから、住宅に使われてきていることから、馴染みも深く、またヒノキの香りは好きな方も多いのではないでしょうか。

針葉樹ですので、加工しやすい上に、狂いも少なくとても建材向きの樹と言われています。

明るくて木目もキレイです。

和風建築をつくる場合にはぜひとも使いたい木材ではないかと思います。

高級感が漂うだけあって、価格は針葉樹の中では高価です。

杉・シーダ

杉、フローリング、無垢材

出典(楽天市場):マルウメ ウメエセイザイショ

もう一つ、針葉樹で有名なのは杉ですね。洋名で言うとシーダです。

針葉樹の柔らかさがゆえに、広葉樹の床材に比べて、温かみを感じると言われています。踏み心地も良いのは針葉樹の特徴ですね。

杉は、スギ花粉でご存知の通り、生育も早く木材としても使えることから日本では植林が盛んになりました。それゆえに、価格は桧にくらべて安価で手に入ります。

国産にこだわりたい場合にも杉を選ぶというのも一つの手段かと思います。日本に昔から存在しているだけあってか、杉の木目は不思議と落ち着きます。

 

以上、広葉樹と針葉樹の違い、またそれぞれにおける樹種の特徴と洋名和名の違いを紹介してきました。

どんな木材を使うかによって、家の雰囲気は全然違うものになります。メリット・デメリットはもちろんありますが、床材を選ぶ時には、無垢材も検討してみてはいかがでしょうか。

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