建築ツーリズムとは?

建築ツーリズムとは

建築物を見てまわる旅行をしたことはあるでしょうか?

有名建築家の作品となっている建築物を巡る旅。

なかなか建築物を巡る旅というのはマイナーなようですが、考えてみると、神社仏閣お寺を巡る旅というのは、修学旅行をはじめ普通にやっていることですよね。

それが、近代建築となるとなかなか、メジャーな旅行ではないようです。

そんな中、建築ツーリズムネットワークが平成29年に創設されました。

建築ツーリズムとは何なのか?また、建築を巡る旅の醍醐味とは何なのかを紹介していきます。

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建築ツーリズムとは?

建築ツーリズムとは、正式名称としては、「近代建築ツーリズムネットワーク」

ことの発端は、東京の上野にある、国立西洋美術館が世界文化遺産に登録されたこと。国立西洋美術館は、近代建築の巨匠、ル・コルビュジェの建築作品です。

そして、建築家ル・コルビュジェに師事していた日本の建築家に、巨匠「前川國男」がいます。前川國男作品を持つ地域が連携して、建築作品を観光資源として活用していこうという動きが、「近代建築ツーリズムネットワーク」です。

その目的は、

ル・コルビュジエ建築群の世界遺産登録を契機とし、前川國男が建築した公的施設の公開・開放を効果的・効率的に推進していくため、各地域が持つノウハウ・人材や共通ツール、イベントを活用し、前川建築を含む国内の近代建築の観光資源化を促進、需要を創造していきます。
出典:弘前市公式HP

とあります。

参加している地域は、2018年4月現在、

埼玉県、東京都、神奈川県、岡山県、熊本県、新潟市、福岡市、弘前市(事務局)、沖縄県石垣市

の9つの地域になります。

ロゴがありまして、

建築ツーリズム、ロゴ

出典:弘前市公式HP

近代建築(モダニズム建築)を日本の価値として残していこうという意味ですね。

ロゴが日本の国旗を想起させるものであり、誇り高くスタイリッシュでカッコイイです。

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そもそも近代建築って何?

近代建築ツーリズムと聞くと、途端に難しく感じるのは私だけでしょうか・・?

まず近代建築というのがピンと来ないという方も少なくないはず。

近代建築とは、英語で言うと、モダニズム建築。もしかしたらモダニズムの方が馴染みはあるかもしれません。

ウィキペディアによると、

モダニズム建築(モダニズムけんちく、英: Modern Architecture)または近代建築(きんだいけんちく)は、機能的、合理的な造形理念に基づく建築である。

産業革命以降の工業化社会を背景として19世紀末から新しい建築を求めるさまざまな試行錯誤が各国で行われ、1920年代に機能主義、合理主義の建築として成立した。

19世紀以前の様式建築(歴史的な意匠)を否定し、工業生産による材料(鉄・コンクリート、ガラス)を用いて、それらの材料に特有の構造、表現をもつ。グロピウスのバウハウス校舎(1926年)、ミース・ファン・デル・ローエのバルセロナ・パビリオン(1929年)、ル・コルビュジエのサヴォア邸(1931年)などが代表的な作品である。

出典:wikipedia

とあります。

分かりやすいイメージでは、鉄筋コンクリート造の建築物といっても良いのではないかなと思っています。

無機質でつるんとして、スタイリッシュなイメージですね。

ル・コルビュジェ、近代建築

出典:ウィキペディア

この建築物は、ル・コルビュジェのサヴォア邸。近代建築の代表作と呼ばれる作品です。

ちなみに、余談ですが、ル・コルビュジェは個人的にもかなり好きな建築家で個人的には時代を飛び越して、近未来的な人だとも思っています。

参考:住宅のIoTを考えると、行きつく先はル・コルビュジェの小さな家だった。

建築ツーリズムの実体験と成功例

建築ツーリズム言う言葉は、聞き慣れないような、それでいて、昔から普通に聞いているような響きを持つ言葉です。

ツーリズムとは、日本語に訳すと、「観光旅行」です。

つまり、建築ツーリズムとは建築観光旅行です。

簡単に言うと建築巡りの旅ですね。

 

近代建築というジャンルで絞り込むとなかなかピンと来ない方でも、冒頭にも書きましたが、

例えば、「清水寺」に行くとか「東大寺」に行くとか、「龍安寺」の石庭を見に行くとかも十分、建築ツーリズムだと思います。

中学生の修学旅行で京都に行ったわけですが、龍安寺に行くのが楽しみだったのを思い出します。

また、イタリア・ローマのコロッセオに行ってみたいとか、ギリシャ・アテネのパルテノン神殿に行ってみたいとかも同じですよね。

他にも、フランスのモンサンミッシェル、なんなら、エジプトのピラミッドも建築物と言えると思うので、これも建築ツーリズムと呼べるかもしれません。

こういう観点から建築ツーリズムととらえると、建築観光ってぐっと身近に感じませんか?

当サイトでは、建築ツーリズムというカテゴリをつくっていますが、近代建築に限らず、建築観光という意味あいで、建築物を見てまわる楽しみ全般を紹介しています。

建築ツーリズムの記憶

僕自身、建築ツーリズムにハマっていた時代があります。

建築学科に通う大学生の頃、建築ガイドブックを片手に有名な建築物を様々見てまわりました。

 

出典:amazon
有名建築家で言うと、安藤忠雄、丹下健三、西沢立衛、坂茂、黒川紀章、伊東豊雄、槇文彦、磯崎新、隈研吾、ル・コルビュジェ・・・

様々な建築家の作品を見ては形にときめいて、空間に感動してと建築観光をしていました。

 

建築ツーリズムという言葉は知らずとも建築ツーリズムが好きでした。

もちろん、勉強という意味あいもありましたが、建築物を見るのって楽しいんです。

どういうところが楽しいのかは、下記コンテンツに記載していますのでよろしければご覧いただければ嬉しいです。

安藤忠雄の建築作品を求めて大阪の狭山池博物館へ旅行した時の記憶。

建築ツーリズムの成功例

建築ツーリズムの成功例と言えるのは、先程あげた、いわゆる観光地がその良い例ですね。

ですが、建築物のおかげで世界的に有名になった自治体の名前があります。

それは、「ビルバオ」

ビルバオ、グッゲンハイム美術館

世界的に有名な建築家、フランク・O・ゲーリーが設計した、ビルバオのグッゲンハイム美術館。

この美術館は、グッゲンハイム美術館は、ビルバオ以外にもありますが、その中でも、このビルバオのグッゲンハイム美術館は非常にインパクトのある建築物で有名です。

この建築を見たいがために、ビルバオに行くという方もかなりの人数になっているのではないかと思います。

僕も行ってみたい人の一人です。

ビルバオグッゲンハイム美術館

ビルバオのグッゲンハイム美術館の写真です。

ちなみに、ビルバオという地域は、スペインにあります。

このように建築物を見たいが為に、その国へ、その都市へ行くというのがまさに建築ツーリズムの成功例と言えるのではないかと思います。

建築にさほど興味がなかった方がいきなり建築メインの旅行に切り替えるのは考えがたいですが、旅行のついでに有名な建築物を観光として見てみるという機会をつくると旅行の楽しみの幅が広がりそうですね。

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