新築にまつわる補助金は、さまざまな種類があり、時期によって制度が変わりますので、プロであっても全部を把握するのがなかなか難しいという現状があります。
住宅は、ほとんどの方にとって、初めての購入であると思いますので、新築して引っ越しというバタバタの中で、補助金でもらえるはずのお金をうっかりもらい忘れているということもあるのかなと。
住宅の営業マンは、購入時に聞かれれば案内しますが、補助金に関しては丁寧に説明しない場合もあります。
というのも、すまい給付金など、購入者によって対象となるならないもありますし。建替えなどエリアによって補助金内容が違う場合も多々あります。
補助金もらえると言って、何らかの理由でもらなくなった場合に、問題が生じる可能性もありますので、あまり深くは話していないということも考えられます。
また、案内していたとしても、住宅ローン減税は、タイミングによっては確定申告まで時間がかかるので、新築時には言われてたけど忘れてた!なんて言うことも。
というわけで、新築購入後にもらえるお金をまとめてみました。
内容確認して、忘れていないかチェックしてみてください。
目次
1、住宅ローン控除の確定申告
まずは、住宅ローン控除を受ける為の確定申告です。
確定申告の時期は、2月~3月。
2019年内に住宅ローンを組んで新築された方は、2020年の確定申告の時期に忘れずに申告をしましょう。
お勤めの場合は、確定申告はあまり馴染みがない方も多いと思いますが、初年度は必要ですので、忘れずに行いましょう。2年目以降は、年末調整が出来ますので、確定申告する必要はありません。
2019年には、消費税増税後に、住宅ローン減税が最大13年間に拡充しますので大きいです。
所得税は、確定申告時に、振込口座を記入して、1~2ヶ月程度で還付さます。イメージとしては忘れた頃に入金があって嬉しいという感じですね。
住宅ローン減税の詳細は下記コンテンツにもまとめています。
関連:住宅ローン減税が延長?消費税増税2019年10月後の方がお得に?!
2、すまい給付金
消費税が8%の時には、最大30万円もらえる「すまい給付金。」
申請忘れていませんか?
こちらの申請期限は、「住宅の引渡しから1年3ヶ月」です。
申請は、入居後すぐに申請可能で、申請後1.5ヶ月~2ヶ月程度で現金の受取が可能です。
こちらは、所得に応じて、30万円、20万円、10万円となっていて、消費税が8%の時だと受け取れない年収の方も少なからずいると思います。(10%の時も所得によります。)
ですが、対象となるなら、もらはないのは勿体ないですね。
詳細はこちら→すまい給付金はいつから増額?!消費税10%時の方がメリットがあるって本当?!
3、住宅資金贈与の非課税措置・相続時精算課税制度の利用
こちらは、もらえる金額というよりは、節税のジャンルになりますね。
親からの住宅資金をもらっての新築の場合は、忘れずに申告するようにしましょう。
関連:住宅資金贈与の非課税。確定申告は誰がする?もらった人?あげた人?
うっかり、贈与税を請求されるとびっくりするぐらいの金額になると思いますので要注意です。
4、省エネ設備、ZEH(ゼッチ)、3世帯同居の補助金・・・
こちらは、建物の性能や住まい方によって対象となる補助金です。
新築時に対象となるように設計していく必要がありますので、施工会社手動で進められると思いますので、申請を忘れた!
という状況にはなりにくいかと思いますが、対象となるように進めていたのにもらっていないなぁという場合、担当者に聞いてみましょう。
5,各自治体の補助金(不燃特区、耐震建替、セットバック・・・)
補助金には各自治体(都道府県、市区町村)によって、独自の補助金制度を用意してます。
特に建替えの場合、耐震の観点からの補助制度も多いです。
また東京都の場合、木造密集地域という問題点を抱えていますので、不燃化特区を決めて、補助金を手厚く出しているエリアもあります。
関連:木密地域に潜むリスクとは?東京都の説明動画が怖すぎる。
なので、対象となる場合、その補助金の受取がありますね。
こちらも計画の時点からの申請となりますので、忘れることはないと思いますが。
また、セットバックした場合は、その面積に応じて補助金を出している地域もありますので、建替えの時にセットバックした場合は確認してみましょう。
6、スーモの購入者アンケート
こちらは、マンションや一戸建ての新築を購入した場合に対象となるのですが、スーモsuumoのアンケート回答でもれなく5000円分の商品券のプレゼントがあります。
対象地域が限られているのと、購入した時期に期限はありますが、対象者でアンケートに答えた方には、全員がもれなくもらえますので、該当する場合は、答えた方がお得ですっ!
webで完結するアンケートですので、まだもらっていないという方は忘れずに!
詳細を詳しく知りたいという場合は、こちらにまとめていますのでよろしければ。→スーモ新築アンケートでもれなく5000円分商品券!【期間限定】
まとめ
補助金制度は、対象となる人、ならない人、また対象となる建物の性能など、様々複雑化されてきていますが、せっかくもらえるのであれば、活用したいのが本音ですよね。
性能は、購入後には変えられないですが、性能に関係なくもらえるものも多いです。
少なくとも、住宅ローン控除、すまい給付金、スーモのアンケートは対象になる方も多いと思いますので、今一度チェックしてみましょう。