「未公開物件」という言葉を聞いたことはあるでしょうか?
もしくは「非公開物件」という記載の時もあります。
秘密っぽい雰囲気がする言葉からか、買い手側も売り手側にとっても魅力的な言葉に聞こえます。
非公開物件について、ネットで調べてみたところ、様々なことが書かれていて、激しく納得するものもあれば、本当にそうなのか?と余計に分かりにくくなっているなと思う情報もありました。
そこで、不動産の売買の営業をしている立場から、未公開物件の実態について整理してみようと思います。
また、本当に土地や新築を探している方は、どうやって未公開物件を捉えれて探せば良いのか?
探し方についても紹介していきます。
目次
そもそも未公開物件とは?言葉の定義について。
未公開物件とは、「ホームページで一般公開していない物件」のことを言います。
文字通りではあるのですが、、、、
この未公開物件を分かりにくくしている要因は、掲載しない理由にあると考えています。
物件である以上、売りたいわけですが、なぜ公開しないのか?
ここの意味を捉えると、未公開物件という言葉に振り回される心配はないでしょう。
では、未公開物件を公開しない理由を整理していきます。
未公開物件を公開しない4つの理由!
・顧客リストが欲しい
・こっそり売りたい
・事業計画中
・単純にインターネット上に登録していない
未公開物件を公開しない理由を掘り下げて考えてみると4つの理由に分類されると考えます。
それぞれについて詳しく紹介していきます。
顧客リストが欲しい場合
未公開物件を怪しい言葉にしている最たる理由はこれでしょう。
「会員登録すると未公開物件が見れます。」というものですね。
私も自宅を探している時に登録しました。
登録すると、確かに会員登録すると見れる情報が見れます。
見れますが、すでにそのホームページ上に公開しているわけです。
これって、未公開物件じゃないじゃん・・・・
というのも、不動産あるあるですね。
こっそり売りたい場合
こっそり売りたいニーズってさまざまなケースでありますが、最もメジャーな理由は、「近所に知られたくない。」というもの。
ご近所付き合いがあるので、「いくらで売りに出している」とかあまり知られたくないというケースも少なくありません。
その結果、オンライン上に公開するのはやめて欲しいというのはよくあることです。
土地や新築、中古物件など全般に渡って一般的に公開されていない不動産の物件のことです。
事業計画中の場合
個人の方の土地や古家が既に業者に売られていて、今度は業者が再販するのにあたって準備中という場合があります。
大きな土地を複数棟に分けて分譲する場合など結構時間かかりますので、未だ公開していない状態の未公開物件があります。
単純に業者がインターネットを利用していない
インターネットが当たり前になっていますが、地場の個人の不動産業者の場合、インターネットを利用していないというのは以外とよくあることです。
スーモやホームズに物件を掲載する為には、広告費を払う必要がありますのでそもそもその契約をしていない場合、その不動産会社に集まった情報は、当然インターネット上に公開されません。
そして、こういう地場の不動産会社って、古くから地主さんとつながっていて人間関係が濃かったりするので、実は物件の情報を多く持っていたりすることも少なくありません。
未公開物件=掘り出しものではない!
大前提で押さえておきたいポイントは、未公開物件は掘り出し物というわけではないということです。
どうしても未公開物件とか非公開物件という言葉には、掘り出しものの物件だったり、お得な情報のような印象がつきまといます。
ですが、未公開物件が必ずしも良い物件というわけではありません。
その理由は、未公開物件と言っても上記の理由で普通の物件です。
普通の物件ですので、良いものもあれば、悪いものもあるというのが普通です。
ではなぜ、未公開物件情報に価値があるのか?
ここからは、未公開物件の探し方について紹介していきます。
未公開物件の本当の価値と探し方!
未公開物件を探すにあたってその実態をもう少し整理していきたいと思います。
未公開物件の本当の価値
未公開物件の本当の価値は、掘り出し物であるとか、お得物件であるとか、そういう意味ではないことは説明してきました。
ですが、未公開物件には価値があると僕は考えています。
では、その価値は何なのかというと、売れる前に情報を知ることができるという価値です。
簡単に言うと、全10棟の新築分譲住宅があったとして、例えば東南の角地というように最も良いとされる場所が1つあったとします。
1番最初にこの物件を見た方は、おそらく一番良いとされるものを購入されるでしょう。
であれば、1番に最初に見て、1番良いところを選びたいと思います。
実は未公開物件の一番の価値はここにあると思います。
例えば、事業計画中で公開する前にこの情報をつかむことができたら1番良いところが残っているかもしれません。
未公開物件の状態で見た方が購入した場合には、当然「公開された時には既に売れている状態。」となります。
つまり、公開される前には完売となっている物件がたくさんあります。
その情報を見て検討できることが、未公開物件の本当の価値だと考えます。
検討した結果、良い物件だった、悪い物件だったなど掘り出し物になるのかどうかは分かりません。
分かりませんが、すぐに売れてしまって公開されない良い物件を、いち早く見れる可能性はあります。
ここが、非公開物件=掘り出し物のようなイメージを持つ理由と言えるでしょう。
未公開物件の探し方!
では、未公開物件の探し方を紹介していきます。
先程、「インターネットを利用していないような不動産業者に情報が集まりやすい。」という話しをしました。
ということは、その不動産会社にコンタクトを取ることが未公開物件を知る方法と言えます。
そして、その方法を実践しているの不動産業者です。
建売住宅を販売したりマンションを建てたりする業者はさまざまですが、仕入れ担当の方は、ひたすら不動産業者をまわります。
そして売り物件があるかどうかを聞いてまわっています。
そして、地場の不動産業者の方は、売却相談されている物件があれば、不動産業者につないで売買を成立させるということがよくあります。
そして、買い取った不動産業者が新築を建てて、建売住宅を販売したり、マンションを建てたりします。
であるならば、未公開物件の探し方の方法は2つ。
①大もとの地場の不動産業者を訪ねて希望の土地や建物がないか聞く。そして出てきたら、連絡欲しい旨を伝える方法。
もうひとつは、
②地場の不動産から買って新築分譲をするような業者から未公開のうちに連絡をもらう方法です。
どちらの方が良いかというと、何を探しているかにもよります。
未公開物件の探している方を想定するのであれば、
・土地を探している人
・新築分譲住宅を探している人
・投資用なども含めて掘り出し物件を探している人
の3つのパターンが想定できるかと思います。
このうち、新築分譲住宅を探している方は、地場の不動産業者をまわってもあまり意味がないかもしれません。
地場で新築分譲住宅の建売を行っている業者はまわった方が良いですが、そうでない場合はその業者が建売住宅の事業をしていなければ、いずれにせよ、ビルダーと言って建売住宅を行う業者が販売してから情報を得る流れになります。
なので、②の新築分譲住宅を販売する業者から情報をもらえるようにする方法がベターです。
土地を探している方や、投資用物件、掘り出し物を探している方は地場の不動産業者をまわった方が良い物件に出会える可能性は高くなるでしょう。
とは言え、正直なところ回りきれないということもあると思います。
毎日、不動産業者を仕事としてまわっている人がいる中で、そこに競ってまわるといのはなかなかきついものがあるのではないでしょうか。
それを思うと、この方法だけで未公開物件を集めるのは限界があります。
そこで、おすすめなのは、未公開物件を一括で取り寄せできるサービスです。
一括資料請求のサービスは多々ありますが、この未公開物件に注目して一括資料請求ができるサービスはあまりありません。
そのサービスは、タウンライフ不動産売買というサービスです。
公式HPを見てもらえると分かりますが、未公開物件も含めて物件資料を取り寄せることができます。
そして、その中に気になる物件がもしもなかったとしても、継続して物件情報が出次第連絡が欲しい旨を伝えることで新しい物件が出次第情報がもらえる接点ができます。
より良い物件を探すのであれば、この接点は多ければ多いほど良いと思っていますので、タウンライフ不動産売買のサービスはおすすめです。
タウンライフ不動産売買について詳しく知りたいという場合は下記コンテンツにて紹介していますのでご参照ください。
建売分譲住宅を買うならタウンライフ不動産売買を利用した方が良い理由。メリット・デメリットまとめ。
まとめ
以上、未公開物件の意味や本当の価値について紹介していきました。
また、未公開物件の探し方も併せて紹介していきます。
長くなりましたのでまとめますと、
・未公開物件は必ずしも掘り出し物というわけではない。
・未公開物件はいち早く情報を知りたい方におすすめの情報
・未公開物件情報を手に入れるには多くの不動産業者に物件情報が欲しい旨を伝えること
・未公開物件を効率よく集めるには、タウンライフ不動産売買がおすすめ
土地も新築も不動産は縁とよく言われますが、未公開物件情報という言葉に振り回されることなく、ご自身にとって良い物件に巡りあえるように、情報はくまなくチェックしていくと良いと思います。