当サイトはアフィリエイト広告を利用しています

ローコスト住宅は後悔のもと?間取りやメーカーによる違いを本音で考察。

ローコスト住宅、後悔、間取り

「ローコスト住宅を建てると後悔するのか・・・?」

ローコストと言っても1000万円もの金額となる新築ですので、当然ローコスト住宅で建てても良いのか、建てたら後悔するのか、安全面は大丈夫なのか・・・?

「安かろう悪かろう」という言葉にもあるように、やっぱり質は悪いのか・・・?

 

そんな不安や迷いは伴いますよね。

ローコスト住宅で建てると後悔するかという言葉の本音は、「本当は安く建てたいけど、失敗するのは嫌!」ということだと思います。

 

ローコスト住宅と言うと、どうしても悪いイメージもつきまといますし、安い家が欠陥住宅でクローズアップしたりすると、してやったりという雰囲気になったりもします。

ローコスト住宅って、なんだか悪者のようなイメージもまとわりつきますが、僕の考えでは必ずしも悪ではありません。

もちろん、欠陥住宅でも良いという話しではないですが、欠陥住宅はよっぽど悪質で無い限りはミスでも起こりうることです。

つまり、高級住宅でもミスがあれば欠陥住宅は生まれます。

必ずしもローコスト住宅だけの話しではないですね。

 

かと言って、ローコスト住宅を手放しで「安心してください!」というつもりもありません。

大事なのは、ローコスト住宅の仕組みをしっかりと把握した上で、安心できるローコスト住宅を建てるのか、ローコスト住宅ではなくても、希望をしっかりと入れて新築するのかの選択が大事だと考えています。

 

ここでは、ローコスト住宅を建てて後悔しない為に、ローコスト住宅のからくりである間取りの違いやメーカーによる違いを本音で紹介していきます。

まずは、「そもそもローコスト住宅は何なのか?」いうことから紹介していきたいと思います。

ローコスト住宅ってそもそも何?いくらからローコストなの?

ローコスト住宅とは、500万円の新築、1000万円の新築、1000万円台の新築・・・

坪単価30万円台、40万円台、50万円台ぐらいまでを言うのではないでしょうか。

具体的な定義で〇〇万円以下!というような基準があるわけではありません。

比較的安い新築のことをローコスト住宅と呼んでいます。

 

そして、安い家=ローコスト住宅=悪?

 

というような構図が成り立ちますが、そもそも「安い家」がなぜ安いのかによっても実はローコスト住宅の質が変わってくると言えます。

ローコストである理由に言及している記事はあまり見ないですが、僕の考えでは、ここの安い理由がローコスト住宅で失敗するのか後悔するのかの肝だと思っています。

 

ローコスト住宅が成り立つ2種類の理由。

一言でローコスト住宅と言っても、そのローコストを成立する為には、2つのアプローチがあります。

それは、間取りに関するアプローチとハウスメーカーだからこそできる量産によるアプローチがあります。

間取りによるローコスト住宅

間取りによるローコスト住宅は、一定の企画による間取りを数パターン用意する方法です。

そして、その間取りの中から好きな間取りを選択して注文するという仕組みです。

では、なぜ決まった間取りで建てるとローコストにできるのか?

その理由は、無駄な材料を省くことができるからです。

日本の住宅の規格寸法は尺モジュールと呼ばれるものになっています。

1尺=303mm

1間(ケン)=6尺=1818mm

尺モジュールでは、910mm×910mmを1グリッドとして、1間=1820mmとして計算されています。

その基準にあわせて、部材も出来ています。

例えば、一般的な外壁材のサイディングでは、1枚の大きさが、455mm×3030mmで構成されていることが多いです。

つまり、尺モジュールで出されているわけですね。

この規格を合わせていくことで、無駄になる材料を減らすことが出来ます。

そして、四角い間取りにすることで、出っ張り引っ込みもなくなりますので材料が少なくてすみます。

また、設計費用に関しても、同じ間取りを使いますので、一回の設計で事足りる結果、設計費用の圧縮が出来ます。

さらに打ち合わせ回数も当然削減できます。なんならインターネットからの注文も不可能ではないと言えますので、人件費の削減に繋がります。

このようにパッケージ商品化することによって、ローコスト住宅を実現しているパターンがあります。

大量発注によるローコスト住宅

大手のハウスメーカーだからこそできるローコスト住宅の手法がこのパターン。

全国展開で施工棟数が圧倒的に安いので、材料の仕入れも職方の工賃もを徹底的に安くすることで実現している方法です。

材料を販売しているメーカーも、大口注文がもらえますので、薄利多売の形式も受け入れられるということになります。

また、下請けの業者も数多くの注文がもらえる為、多少安くても受け続けるということもあります。

その結果、全体的にコストを押さえることができてローコスト住宅が成り立ちます。

また、施工方法もマニュアル化していることも多く、現場管理も楽に行えるような仕組みが出来ていたりします。

その結果、施工管理の人件費も圧縮されるということもありえます。

Sponsored Link

実は一概に比較できないローコスト住宅の単価

ローコスト住宅です!

坪単価◯◯円です!

とうたっている広告もよく見かけます。

ですが、住宅の価格というのは地域によっても差があるものです。

 

階数による違い

平屋か2階建てか3階建てかによっても違いますし、そもそも2階建てまでの場合、4号特例と言って、構造計算が不要な場合があります。

関連:4号特例とは?なぜ廃止されないのか?メリット・デメリットを考察。

構造計算もそれなりに費用がかかりますので、それのあるなしでも住宅の値段は変わってきます。

なので3階建ての場合は構造計算が必須となりますのでその分費用があがるということも言えます。

※ちなみに、4号特例は、令和7年(2025年)4月(予定)から制度が変わり2階建てでも審査が必要となります。

地域による違い

防火地域、準防火地域などの地域の違いによっては、そもそも使える建材や窓が違います。

耐火構造や準耐火構造にしないといけないという理由から当然建築コストもあがってきます。

その場合に、ローコスト住宅と言っても金額は当然上がってきます。

また、企画住宅の場合、そもそもその間取りは敷地におさまるのか?建築基準法上そもそも建てられるのか?

という問題もあります。

郊外であれば、土地が広いので敷地内で配置の検討で事足りる場合には成り立つこともあるでしょう。

ですが、都心の場合、そんなに余裕のある土地を持っている方は少ないでしょうし、そもそも場所場所によって、建築基準は細かく異なります。

なので、決まった企画の間取りをそのまま選ぶというのはなかなか難しいと言えるでしょう。

つまり、ローコスト住宅や坪単価を見るときは建築予定地の同じエリアで比較する必要があります。

 

ローコスト住宅で建てるなら後悔しない為に押さえたい2つのポイント!

ローコスト住宅、注意点

ローコスト住宅を建てたいと思ったら、2つのポイントを押さえておけばそうそう後悔することはないかと思います。

自分の建築予定地での条件と間取りを知る

まずひとつ目のポイントは、自分の建築予定地での、建築基準法などの条件や固有の敷地条件(高低差がある、両面道路、角地・・・)を把握することが大事です。

 

例えば、傾斜地に建っている場合などは、1階を半地下RC(鉄筋コンクリート造)などにして上を木造で建てるなどの混構造で建てることもよくあります。

ですが、この施工実績があるかないかの違いによっても大きな金額差が出ることがあります。

一般的には、ローコストの企業であったとしても、経験がない場合、その建物だけは外注を駆使して設計することに・・・

結果、膨大な見積りになった・・・。

というような話しは嘘のような話しですが普通によくあります。

この他にも道路が狭いとそもそも施工不可になったり、施工ができても高かったり、その逆に狭いところに慣れている企業だと割増なしで結果的に安くなったりということもあります。

ローコスト住宅の広告などでみる一般的な費用の目安ももちろん大事ですが、ご自身の土地での間取りと見積りが最も大事です。

見積りを見る目を養う

2つ目のポイントは、見積りを見る目を養うといことです。

見積りの出し方は、ハウスメーカーでまちまちです。

同じ建物だったとしても、10社あれば10社違うと言っても過言ではありません。

そう言っても同じ建物ですので、同じ項目の見積りは出ているはずです。その金額が高いのか安いのかどうやって表示されているのか。

もしくは表示されていなくて別枠での追加工事となっているのか。

賢くローコストで新築をしたいと思ったら見積りを見る目を養うということは効果的だと言えます。

 

では、見積りを見る目をどうやって養えば良いのか?

その答えはたくさんの見積りをとることですね。

単純なようですが、ここにしかその答えはないでしょう。

 

この2つのポイントを押さえておけば、失敗して後悔するということはないのではないでしょうか。

 

2つのポイントを押さえるには一括見積が有効

「自宅の新築での間取り条件を知る。」「見積りを複数取る」

この2つのポイントを自宅に居ながら一括で請求できるタウンライフ家づくりというサービスがあります。

【PR】

タウンライフ家づくり
かなり優れたサービスであるがゆえに、利用者数も伸びてきています。

どの当たりが優れているかと言うと、

まず、オンラインからの一回の入力で我が家のオリジナルの間取りと見積りが届く点。

先程の2つのポイントはこれでクリアできます。

そして、業者側もお施主様が複数プランを依頼していることも相見積もりになっていることも知っているので、それほどきつい営業をかけてこないし、断るときに断りやすい。

他社と比べた結果・・・ということですね。

最初から断ることを考えるのもなんですが、複数建てることはないので、複数見積りを取るからは断ることも考えておきたいですね。

ローコスト住宅で家を建てたいと思ったら、ローコスト住宅のハウスメーカーからは最低限見積りは取りましょう。

それが同じ敷地条件でどのような差が出るのかを把握することで、ローコスト住宅が本当に問題ないのかということも理解できるようになります。

ローコスト住宅かどうかは関係なしに、好みの合うハウスメーカーや工務店からも間取りと見積りの提案書を取り寄せるとさらに良いですね。

複数の見積りと提案書を見ることで、ローコスト住宅の設備や仕様がどのぐらいローコストに押さえられているのかが分かります。

実はそんなに悪くない設備を使っているということも分かるのではないでしょうか。

たとえ、金額を押さえた仕様だとしても、それで納得した上でローコスト住宅を注文するのであれば、そこに後悔はないですよね。

しっかりとした知識をもった上でローコスト住宅を選択するのであれば、良い判断だと個人的には考えています。

タウンライフ家づくりで無料で提案書を依頼する
 

まとめ~ローコスト住宅は意義深い~

ローコスト住宅は良いのか悪いのかという話題はいつもあるものです。

ですが、ローコスト住宅の言葉定着してきた今、再度注目が集まってきています。

考えられる理由は2つ。

一つ目はライフスタイルの多様化です。

数千万円かけて生涯で一度きりの家づくりをするという発想から、家族の成長によって、気軽に建て替えられたり住み替えができるようなスタイルが求められてきているということが言えます。

例えば、3000万円の家だとなかなか建てられないですが、

1000万円の家だと同じ予算で考えれば2回は建て替えが出来ます。

メンテナンス費用もかかるのであれば、建て替えることを前提でローコスト住宅を建てるというのも一つの選択肢です。

二つ目は、被災地での新築です。

二重ローン問題と言われていますが、住宅ローンを残した状態で被災して家の建て直しを迫られるという問題が、社会問題化してきています。

そのような場合に、「ローコスト住宅は果たして悪なのか?」ということを考えると、

「ローコスト住宅だから建てられた」ということもありますよね。

ローコスト住宅に関連する検索数で多いのは、ローコスト住宅+熊本というキーワードが多く出てきます。

「ローコスト住宅熊本」、「ローコスト住宅熊本市」、「ローコスト住宅ランキング熊本」など。

熊本地震による影響で安く家を建て直したいという復興への切実な想いが感じ取れます。

それを思うと、「安く新築を建てて提供する」というローコスト住宅は、決して悪ではなく、企業努力の結果と言えるのではないでしょうか。

コメントを残す

メールアドレスが公開されることはありません。 が付いている欄は必須項目です

このサイトはスパムを低減するために Akismet を使っています。コメントデータの処理方法の詳細はこちらをご覧ください