リフォーム工事をするとき、解体工事、新築工事をする時、または引越しをする時には、近隣挨拶を行ないます。
いざ近隣挨拶をしようと思うと、粗品につける「のし」の書き方や、挨拶文の文面をどう書いたら良いのか悩みます。
そもそも挨拶文ってつけた方が良いのか・・・?
近隣挨拶について、基本的なやり方を詳細を紹介していきます。
目次
引越しの近隣挨拶でののしの書き方。
まず引越しの場合の近隣挨拶の場合です。
引越しの挨拶の場合、挨拶状は基本的には要らないのではないかと個人的には思っています。
というのも挨拶状よりも手間でも数回まわって会って挨拶した方が良いと思います。
留守がちなお宅もあるとは思いますが、引越しのタイミングがある程度わかった時点で、早め早めにまわればなんとか会えるかと思います。
とは言え、長期出張などでどうしても会えない場合は、手紙を入れておくというのも良いと思います。
こういう場合に使える挨拶状の文面を紹介していきます。
旧居の方への挨拶の場合の文面とのし
旧居の方への文面は、「これまでのお礼」「引越し時にお詫び」の2点は必須。
後は、忘れずに「名前」を書くことを忘れないようにしましょう。新居での住所は、教える間柄であれば記載すると良いと思います。
例文としては、
「○○に住んでいる○○です。この度引っ越すことになりました。
これまで様々お世話になりありがとうございました。
引越しの際にはご迷惑をおかけしてしまうかもしれませんが、どうぞよろしくお願い致します。」
また「のし」に関しては、蝶結びの「のし」で、「御礼」と「名前」を記載するものとなります。
また、引越しの挨拶の粗品に関しては下記コンテンツにて紹介しております。
すべて「のしつき」で注文できるものをピックアップしていますので、用意するのが手間という場合におすすめです。
>>>近隣挨拶の手土産は何が良い?解体工事・新築工事・地鎮祭・引越し・シーン別おすすめの粗品11選
新居への近隣挨拶の場合の文面とのし
新居への引越しの時の挨拶文は旧居の場合と同様に、直接会って挨拶するのをおすすめしていますが、同じく会えない場合の為に文面の記載例をあげておきます。
「この度、○○に引っ越してきた○○と申します。
これからお世話になりますがどうぞよろしくお願い致します。
ほんの気持ちばかりですが、お納めいただけると幸いです。」
内容としては、どこに引越してきた誰なのかが分かればOKだと思います。
引越してきたので挨拶にきましたということが分かれば十分です。
また、赤ん坊や子供が居たりする場合には、実際に訪問して会えた時に、一言添えると丁寧でしょう。
新居への挨拶の場合、のしのタイプは同じく蝶結び。
のしの「御礼」を「御挨拶」に変えればOKです。
旧居、新居いずれの場合も、「外のし」が一般的です。見た瞬間に挨拶である旨が分かりやすい方が良いからです。
リフォーム・解体・新築工事の近隣挨拶の場合
工事の為の近隣挨拶の場合に挨拶状が必要かどうかという点ですが、これは工事業者と相談するのが良いでしょう。
挨拶状に記載すべきこととしては、「工事の場所」「工期」「工事の種類(リフォームか解体か新築かなど)」を記載する必要があります。
この説明をする為の挨拶状となるのですが、普通工事の業者が挨拶状をつくって近隣挨拶をします。なので、挨拶状まで、施主が用意する必要はないと思います。
ただし、施主の挨拶はした方が良いので、粗品にのしをつけて近隣の方にお渡しする流れは必ず行っておきたいものです。
挨拶文としては、例文をあげると、
解体工事のお知らせ
拝啓
時下ますますご清祥の段、お慶び申し上げます。日頃は格別のお引き立てをいただき、ありがたく御礼申し上げます。
さて、このたび下記要領にて解体工事を行うこととなりました。工事に際しては安全に細心の注意を払い、騒音・振動等の防止および清潔な環境の維持に最善を尽くすとともに、併せてご近隣の皆さまのご理解をお願いする次第でございます。工事期間中はご近隣の皆さまには大変ご迷惑をおかけいたしますが、ご理解・ご協力を賜りますよう重ねてお願い申し上げます。
敬具
○ 所在地:○○○
○ 工事期間:平成○○年○月○日~○月○日(予定)
*現場状況、天候等によって変更となる場合があります。
○ 作業時間:8:00~18:00
*安全確保のため、また緊急を要する作業等によって変更となる場合があります。末尾に連絡先を記載
というような文面を業者は使っています。
この内容でそのまま、施主が使うのは微妙ですが、要点をくだいて記載すれば十分かと思います。
この例は解体工事でしたが、解体工事のところを、新築、リフォームに変更して使っています。
工事の近隣挨拶の場合の「のし」は?
工事の近隣挨拶の場合は、リフォーム、新築、解体共通で、「粗品」の記載で蝶結びです。
実際にどんな粗品にするかどうかは、工事の内容や規模によって差をつけると良いかと思います。
参考:近隣挨拶の手土産は何が良い?解体工事・新築工事・地鎮祭・引越し・シーン別おすすめの粗品11選
すべてを業者まかせにするのはやめた方が良い理由
工事の挨拶は、基本的には工事の業者が行ないます。行わない業者があるとするならそれはそれで問題ですが。。。
ですが、すべてを業者まかせにすると、中には不愉快に感じる方も居るのも事実です。
なぜかと言うと、、、
施主が挨拶にこない=近所付き合いを疎ましく思っている
と感じてしまうんですよね。
手ぶらで良いから一言、「工事しますので、よろしくお願いします。」とか、声をかけてくれれば良いのに・・・
という気持ちになるようです。
こういう方って珍しいケースかと思いきや、複数の現場でそういう話しを実際に聞きましたので、そういうものなんだなぁと思います。
なので、粗品の内容や「のし」や「挨拶文」も気になるところではありますが、「一言声をかける。」その行為事態が一番大事なんだと思います。
近隣挨拶の時の手土産についてのおすすめは下記にまとめていますので合わせてどうぞ!