戸建ての注文住宅とマンションの中間に位置するコーポラティブハウス。
その魅力を知れば知るほどコーポラティブでの生活に憧れが広がります。
憧れる理由はなんと言っても、コーポラティブハウスは決まってオシャレ!と言うもの。
それもそのはず、マンションの注文住宅バージョンと言える空間が出来ますので、オシャレでないわけがないですね。
しかもイメージはマンションですのでそのほとんどの建物がRC造。つまり自由度が高い建物と言えます。
そんな憧れのコーポラティブハウスをいざ建てようと思ったらどうやって建てれば良いのかと言う疑問も出てきます。
ここでは、コーポラティブハウスに実際に住む方法として、コーポラティブハウスの建て方、または建売や中古の買い方、もしくは賃貸としても住めるのかについてまとめてみました。
コーポラティブハウスの建てる二通りの方法
そもそもコーポラティブハウスって何?というところは下記コンテンツにて紹介していますのでよろしければ参照してみてください。
コーポラティブハウスがドラマで話題に!メリット・デメリットを考察!
コーポラティブハウスをいざ建てようと思ったら、その方法は2種類あります。
コーポラティブハウスを手掛ける企業に登録して希望のプロジェクトに応募する方法
この方法がほとんどだと思いますが、コーポラティブハウスのコーディネートを専門にやっている企業があります。
それらの企業のほとんどが、会員登録をすることで、募集が始まる時にすぐに情報を提供してくれます。そしてプロジェクトの説明会に参加して条件等の詳細を聞いて実際にそのプロジェクトに応募するという流れが一般的です。
もちろん募集中のプロジェクトがあれば、説明会に行ってみるのも良いでしょう。
友人・知人と共に土地を探して建てる方法
コーポラティブの言葉の意味には、「共同の」という意味があります。
まさにその言葉どおりに友人や知人と共同で土地を買って建物を建てるという方法もあります。以前接客した方で、友人の家族通しで同じ敷地に家を建てるということがありました。
その時は、3等分に敷地を文筆してそれぞれで注文住宅を建てたのであくまで注文住宅3棟というだけでしたが・・・
それを共同で建てるとなると、住宅ローンの組み方や建物の区分所有としての設計など、その仕組みづくりが分かる不動産会社や設計士が居ない難しいと思います。
つまり、家そのもののデザインよりも仕組みの整備が難しいわけです。
コーポラティブハウスの仕組みが分かる人からアドバイスをもらえるのであれば、友人同士で建てるというのも思い白いと思います。
とは言え、なかなかそれだけの用地を探してくるのも難しいので、現実的には企業に依頼するというのが一般的な方法になるのも頷けます。
友人同士で同じプロジェクトに応募するというのもありですね。
コーポラティブハウスの予算ってどのぐらい?頭金や資金計画はどうするの?
コーポラティブハウスで、次に疑問が出て来るのは予算です。
マンションや建売の一戸建てなら販売価格がありますので、予算も考えやすいです。
注文住宅の場合も、土地の値段ははっきりしてますし、注文住宅の値段もプランと見積もりを作成してもらえば、ある程度分かります。
その総額を持って住宅ローンの事前審査を通せば買えるのか、買えないのかが分かります。
ですが、コーポラティブハウスの場合、組合をつくって共同で話し合いの中で建物の全体像を決めていくので、その計画によって予算は変わってきます。
進捗した中で予算オーバーになった場合に、組合事態が崩壊してしまっては困るのでは?ということを不安が出てきます。
それに対してはしっかりと準備されていました。
例えば、コーポラティブハウスを舞台にしたドラマ「隣の家庭は青く見える」に撮影協力をしているコプラスという企業があります。
そこで、2018年2月現在に募集しているプロジェクトで 「大森プロジェクト 最終1邸 73.08㎡ 6940万円 」とあります。
(出典:https://www.co-plus.co.jp/omori/)
ここから分かるのは、ある程度の区分所有の専有面積は決められていそうです。その上で専有面積の中を自由に注文住宅として設計していくという流れになると思います。
そして、6940万円とあるのは、設定された専有面積で、土地の持ち分割合、建物の専有面積、ある程度のグレードで想定された設備や仕様の金額を含んだ予算の目安ということでしょう。
これが設計によって、より良い仕様や複雑な間取りなどによって、予算の増減が出て来るということになります。
なので、総額の予算や資金計画を考える時には、掲示された金額を目安として総額をイメージして、住宅ローンの審査を行って予算を確保するということが出来ます。ちなみに、頭金はいくらにするか、中間金はつなぎ融資で支払うのかなども最初に計画しておくと安心ですね。
また、一般的にコーポラティブハウスにおいて、仕様などによる金額の増減は、坪20万円~25万円程度が多いという話しも聞きます。
だとすると、専有面積73㎡ぐらいだと多くて500万円の増加を見越しておくとこだわりに対して余裕を持った資金計画と言えるのかもしれません。もちろん企業によっても異なりますので、あくまで参考として捉えてくださいね。(上記大森プロジェクトに関しては、詳細は、コプラスにお問い合わせください。)
ちなみに、コーポラティブハウスの魅力を知るには、大森プロジェクトの魅力を説明した動画を見るとイメージしやすいです。
コーポラティブハウスが魅力的な住環境となるというのが非常に分かりやすいです。
コーポラティブハウスに建売や中古、賃貸は存在するのか?
コーポラティブハウスに建売はあるのか?
組合を発足して皆で建てるのがコーポラティブハウスですので、コーポラティブハウスの建売という概念は矛盾しているようにも思えます。
思えますが、完成して新築にて販売しているコーポラティブハウスがありました。
考えられる理由は、計画スタート時点で、全区画分の組合員が募集出来ずに計画がスタートした。最初の区分を減らすと持ち分的に高額になりすぎて頓挫してしまう為に、その区画分は完成後販売することになった。
というケースは考えられそうですね。
また、最初は組合員として参加していましたが、建築途中で止むを得ない事情で住めないことになった。新築してすぐに転勤になったとか・・・。辛い話ですが、よく聞きます。
こういう場合も新築のまま販売することが考えられます。
コーポラティブハウスの中古はあるのか?
コーポラティブハウスのデメリットとしてよく考えられるのは売りにくさという点。
個々人のライフスタイルに合わせて設計されている注文住宅ですので、購入者が限られるという理由からです。
ですが、コーポラティブハウスというおしゃれな空間に魅力を感じる場合、デザイナーズハウスを探す感覚で中古を探す人も居ると思います。
そう考えるとコーポラティブハウスの中古も魅力があるのかと思われます。数こそ少ないですが中古の販売も見受けられます。
コーポラティブハウスの賃貸住宅は?
コーポラティブハウスの賃貸住宅ってかなり魅力的だと思います。
ドラマに見るような人間関係が実際にあるのかどうか?また楽しそうなイメージもありますが、本当に楽しいのかどうか?買って住むとなると失敗した時の恐怖はそれなりに大きいです。
ですが、賃貸となると、気軽に住めそうです。経験的にも住んでみたいなぁと思うところではあります。結婚前のカップルにとってもコーポラティブハウスでの賃貸があれば楽しいだろうなぁと思います。
コーポラティブハウスの賃貸も探すと出てきます。ですが、専有面積も当然広くなってきますので家賃は比較的高額になることが多いようです。
デザイナーズ賃貸が高額になることが普通ですが、コーポラティブハウスって間違いなくデザイナーズハウスですので。
もちろん家賃の決定件は、大家さんですので、大家さん次第ということではありますが。
関連:隣の家族は青く見えるのキッチンと洗面化粧台にスイージーが登場!
コーポラティブハウスの魅力はオシャレな住まいに大きな理由がありますが、ドラマの中のコーポラティブハウスも例外なくオシャレです。上記コンテンツでは、主人公五十嵐奈々の自宅のキッチンを紹介していますのでよろしければ併せてご覧ください。