クソ物件オブザイヤーをご存知でしょうか?
毎年年末になるとその年の賞を各業界で称え合いますよね。
そんなその年の大賞を決める不動産業界の栄えある賞の一つに「クソ物件オブザイヤー」があります。
数年前に知って以来、ファンになり毎年その発表を楽しみにしています。
不動産業界への愛情を感じるこの賞は、2020年末も開催されました。
面白い間取り、笑える間取り、シュールな不動産、とにかく笑えますので、ぜひチェックしてみてください。
クソ物件オブザイヤーとは?
クソ物件オブザイヤーは、Twitter上に「#クソ物件オブザイヤー」のハッシュタグをつけて投稿することで、応募完了となり、1つのツイートの中に、クソ物件の魅力を詰めて表現されるものになります。
当然投稿者のユーモアが問われるのですが、不動産のインパクトや時代の流れを考慮して毎年大賞が決定されています。
クソ物件オブザイヤー公式サイトのつくりもかなり面白いのでぜひチェックしてみてください。
どんな投稿があるかと言うと、
なぜ人は、ビルを建てたらゴリラをつけたくなるのか。#クソ物件オブザイヤー2017 pic.twitter.com/tmZ3Q7TBMY
— 元鈴木さん (@Motosuzukisan) 2017年11月16日
という誰が見ても分かる面白さから、
【ご当地サヴォア邸】巨匠コルビュジエへのリスペクトを感じる建築3選。画像順に「三重のサヴォア邸」、「沖縄のサヴォア邸」、「静岡のサヴォア邸」 #クソ物件オブザイヤー2017 #今日の建築探偵 pic.twitter.com/11WsRHrMrd
— Jun-Jun (@biblio_babel) 2017年11月16日
という建築が好きな人だったらかなりツボる投稿まで幅広い投稿が寄せられています。
ソライエ葛飾小菅
隣接する施設の名前を白々しく書かないところがロックだなと…
#クソ物件オブザイヤー2017 pic.twitter.com/sy6QoyURM5— ちぇ。 (@4214_pyontan) 2017年11月16日
ちなみに、このマンションの北側の名前の書いていない施設ですが、グーグルマップで見るとこうなっているわけです。
また、2017年は、「#不動産営業マンはつらいよ」とのもと不動産営業マンの辛いところを募集した結果、つらすぎることが寄せられすぎて瞬時に打ち切ったという経緯もあったようです。
実際に不動産営業をしている身として見てみると、共感しまくるし、笑えるし面白いものでした。
同業の方はぜひ見てみてくださいね。→https://togetter.com/li/1174088
つらさが共感できて励まされる気がしますよ。
2018年の面白い物件を抜粋してみた!
それでは、2018年にノミネートされている物件を抜粋していきますね。
【ポケットレジデンス】
「1万円/月で都内にシェアハウス」価格破壊の悪魔かと大家さん達が戦慄したが、コンセント、エアコン無しの2畳の独房を登録した住民全員でシェアするという実質郵便転送サービスだった。時代はシェアハウスよりさらに進んだシェア住居表示! #クソ物件オブザイヤー2018 pic.twitter.com/qSatXbrDQo— お鯛 (@otto_morgen) 2018年11月13日
社会派の投稿。2018年は、3畳ワンルームが登場して今もなお流行っていますが、その一歩先を行く物件と言えそうですね。
関連:3畳ワンルームの間取りの実例~超コンパクト物件って本当に安い?!~
現在、東京駅・新宿駅・品川駅の駅ナカにおいて「ステーション ブース ビジネス/パーソナル」の実験検証が行われていますが、さらに住所を設けちゃったという施設と言える気もします。
仲間由紀恵が紹介しない福井の秘密名所、越前大仏。バブル時代に地元のタクシー会社社長が380億円の私材を投じて建設しました。奈良の大仏よりも大きな大仏、東大寺大仏殿より大きな大仏殿、東寺より高い五重塔が建ち、門前町を含め誰もいないのに朽ちること無く綺麗なのが却って凄みを増しています。 pic.twitter.com/NdtrTG77Vo
— けんたろう (@ken_ta_rou) 2018年5月6日
世の中にはさまざまな建築があるんだなぁと感心します。
【お前の土地はおれのもの】
生活道路として敷地の一部を善意で解放してた京都市の学校が「そろそろ使うから」と閉鎖したら周辺住人から訴えられる事態に。京都怖い。
<続報>地裁判決でまさかの学校敗訴。京都怖い…。#クソ物件オブザイヤー2018 pic.twitter.com/X8xJoXApfH— し か (@microparadise) 2018年11月13日
ありましたね。このニュース。
【超コンパクトワンルーム】
セントルイスにある築112年の12戸のマンションが50戸の超コンパクトなワンルームマンションにリノベーションを果たした。部屋数を増やした秘策は風呂、洗面、トイレにキッチンまで1部屋に納める脅威の4in1!
#クソ物件オブザイヤー2018https://t.co/7ynL2HqH5Y pic.twitter.com/bRlV6LqIi8— お鯛 (@otto_morgen) 2018年11月13日
こういう投稿好物です。
#クソ物件オブザイヤー2018
サグラダファミリア
133年の間建築許可が降りてないことが発覚し、教会側とバルセロナ市の協議により教会側が3600万ユーロを支払うことで2018年に認可が降りた。1世紀以上黙認されていた元違法建築の完成は2026年となる見込み。 pic.twitter.com/TNbWUi0f7G— しんご (@shingo523) 2018年11月16日
まぢか。
【帰ってきたコニファーコート成城学園前Ⅱ】
コニファー?コニファーじゃないか!久しぶりだな、少し痩せたか?/俺たちの狭小住宅が帰ってきたー☝️壁じゃねえよ、家だよ家!新築時の3980万から1.8倍の7190万になって不動産市場にカムバック。売れたのかな?#クソ物件オブザイヤー2018 pic.twitter.com/Q4R0CQD1wL
— 5fret(ごふれっと)くん (@5fret) 2018年11月13日
捉え方によっては、揶揄しているようにも捉えられますが、それだけ存在感のある不動産ってやっぱり凄いと思いますね。
建てるの大変だっただろうなぁと思うとともに、こういう空間での生活って楽しそうとも思えます!
まとめ
以上愛すべき不動産特集として、クソ物件オブザイヤーを紹介してきました。
建築や不動産愛を年末に感じて、来年も不動産愛を胸にがんばろうと思えるのが、自分にとってのクソ物件オブザイヤーです。
世の中の面白い建築や間取りって見ていて飽きないですよね。
実際に賃貸されている面白い間取りや存在自体が意味不明な笑える間取りを下記コンテンツでも紹介しています!
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