注文住宅で内装を決めていくときに、廻り縁(まわりぶち)巾木(はばき)笠木(かさぎ)という言葉が出てきます。
すぐにピンと来る方は建築に詳しい方じゃないかと思うのですが、選び方によってはオシャレになるポイント。
どこまでこだわるかは、ひとそれぞれですが、そもそも廻り縁、巾木、笠木とは何なのか?ということについては知っておいて損はしないはず。
また選び方のコツについても紹介していきますので注文住宅で仕様ぎめの参考にしてもらえれば嬉しいです!
廻り縁(まわりぶち)巾木(はばき)笠木(かさぎ)の違いは?
まずは、廻り縁(まわりぶち)巾木(はばき)笠木(かさぎ)とは何なのか?その違いを見ていきましょう。
・廻り縁(まわりぶち)とは?
まずは、廻り縁(まわりぶち)とは何か見ていきましょう。
廻り縁とは、天井と壁の間に取り付ける部材のことです。
ツルンとした質感が好きな方は、廻り縁を使わないこともありますが、クロスの仕上げに技術を要する為、業者からすると廻り縁があった方が良いということも。
廻り縁は仕上材になりますので、綺麗に仕上げるという意味で用いられます。
・巾木(はばき)
巾木とは、床と壁の間に取り付ける部材です。
見た目的には、廻り縁と同じような材料になりますね。
そのため、通常ですと、巾木と廻り縁は同じ色でコーディネートすることが多いです。
巾木もスッキリ仕上げたい場合には使わないケースもありますが、壁紙の仕上げ的にはあった方がありがたいというのが本音でしょう。
とは言え、巾木の場合は見た目だけの問題ではなく、壁際の掃除の際に掃除機があたるのをガードしてくれる役目もありますので、メンテナンスの面からしてもあった方が良いと言えます。
・笠木(かさぎ)
笠木とは、塀・手すり・腰壁・パラペットなどの上部にかぶせる仕上げ材のことです。
外部のバルコニーの笠木が一番ピンと来る場所かもしれませんが、階段の手すりの上の部分や、上の写真のように、壁の見切り材としての笠木もあります。
こちらは、てすりの上部の部材の笠木です。
さまざまなシーンで笠木は登場していますが、建築部材の名前で聞くとなんだろう?と言う言葉かもしれないですね。
廻り縁(まわりぶち)巾木(はばき)笠木(かさぎ)の選び方のコツ!
つづいて、廻り縁や巾木、笠木の選び方のコツを紹介していきます。
大きく分けて、廻り縁などの使い方は2つのパターンに分かれます。
それは、「なじませるかアクセントにするか」のどちらかのパターンです。
もちろん、いるか要らないかもありますが、使う場合で考えていきます。
選び方のコツは、どちらのパターンで、廻り縁や巾木を選ぶのか?をはっきりとさせておくことです。
なじませるのであれば、巾木、廻り縁、笠木を全色同じ色にした方が良いですし、それを床材の色に合わせるのか、壁紙の色に合わせるのかのどちらかになります。
その場合に、ドア枠や窓枠も同じ色にした方がすんなり馴染みます。
アクセントにする場合は、全体感の中でのバランスを見ていきます。
この写真のように、アクセントとして巾木を利用することができます。
白や明るい色で全体でぼやっとしそうな時に、濃い色で巾木や廻り縁を選ぶと部屋全体がしまって見えるようになります。
この写真だと、廻り縁は使っていませんが、同じ様に濃い茶色の廻り縁をつけたらより引き締まって見えそうですね!
また、アクセントにする場合は、色はもちろんのことですが、巾木や廻り縁の太さや大きさによっても印象は変わってきますので、色々なものを見てみると良いですね!
この写真はおそらくリフォームだと思いますが、もともとあった巾木の上部に、幅広の巾木を重ねていますね。
水色の壁を調和させるのに、白の幅広の巾木がアクセントとなって馴染んでいます。
他にも柄のあるものや、無垢材など細かい部材ではなりますが、巾木も廻り縁もかなりの種類があります。
こだわろうと思えば、かなりこだわれるポイントです!
まとめ
以上、廻り縁、巾木、笠木の違いと選び方について紹介してきました。
オシャレな家造りを追求していくと、細かい部材の一つひとつによっても成り立っていることが分かります。
せっかくの注文住宅の新築やリフォームにおいて、おしゃれな空間にしようと思ったら、工夫したいポイントですね!
この他にも家づくりのアイデアの集め方は下記コンテンツにて詳しく紹介していますので、併せて参考にしてみてください。
家を建てるならおしゃれなデザインにしたい!注文住宅の実例やアイデアの探し方!
ぜひ家づくりを楽しんでくださいねっ!