2018年春。3畳のワンルームが都心で人気になっていると話題になっています。
シェアハウスでのコンパクトな生活は良いなと思うものの、共同生活は嫌。という理由で、超コンパクトでありながら、ワンルームのつくりになっている物件が人気を呼んでいるとの話。
気になって3畳のワンルームの間取りを調べてみたところ、以外と3畳ぴったりの物件は少ないようです・・・
とは言え、超コンパクトな物件は、築5年~新築にかけて増えてきています。
これが、3畳程度の超コンパクト物件と呼ばれるタイプの間取りはどんなものになるのか検証してみました。
目次
3畳ワンルームの間取りの2パターン
3畳ワンルームの間取りを探してみると、2パターンに構成されているように思えます。
一つは、3~4.5畳程度の部屋にロフトがつくパターン。
もう一つは、4.5畳程度の部屋でロフトなしのパターン。
ロフトなしの場合は、4~4.5畳程度は確保していることが多いです。
そして、共通項としては、ミニキッチン、洗濯機置場、シャワールーム、トイレがついていることです。
間取り図で言うと以下のようになります。
このようなパターンでロフトの有り・無しの2パターンが多いようです。
上図の4畳は、キッチン洗濯機置場、通路のスペースを入れての4畳ですので、部屋部分としては実質的には、3畳のワンルームということに・・・
ちなみに、3畳の部屋の使い方ですが、
シングルベッドの一般的なサイズは、2㎡。つまり畳数にすると1.2畳です。
なので、3畳の場合だとすると、ベッドを置くと、残り1.8畳分のスペースで生活することになります。
布団でたためるようにする使い方が多いとは思いますが、1.8畳というと、畳2枚分が欠けるぐらいの大きさです。
ちなみに、収納がないことが多いので、畳2枚分に、物や洋服などをもちものすべてを置くイメージになります。
こうやって想像してみるといかにコンパクトかが分かるかと思います。
というわけで、寝る場所はロフトに持っていって、3~4畳のスペースで生活というパターンか、せいぜい4.5畳程度とってロフトなしというパターンになるようです。
基本的にはミニマリストに代表されるようにモノをあまり持たない生活は前提となりそうです。
ちなみにシェアハウスの間取りの大きさは?
シャアハウスの場合の大きさは、都内で調べてみたところ4.5畳が主流です。
もちろんシェアハウスですので、キッチンはお風呂、トイレ、洗濯機置場などは部屋の外の共同スペース。
自分の寝場所と洋服モノを置くスペースが4.5畳ということになります。
そう考えると、部屋の大きさとしては、シェアハウスの方が広いということになりそうです。
ワンルームの場合、同じ4.5畳でも廊下、キッチン、洗濯機置場も4.5畳に含まれる場合が多いので。(実際にワンルームを探す場合は、キッチンまで入っているのかどうかも確認された方が良いです。)
3畳ワンルームは賃料は本当に安いのか?
3畳ワンルームが人気の背景には、「都心に住みながら家賃が安いということ。」
本当に安いのか検討してみたいと思います。
3畳ワンルームの超コンパクト物件と、普通のワンルームの家賃比較
都心の3畳ワンルームアパートで、家賃が管理費込みで63000円。ロフト付きだと、69000円という物件がありました。
大きさは、それぞれ、9.8㎡と13.6㎡。
普通のワンルームアパートでは、18.2㎡で70000円。6畳ワンルーム、フロトイレ別。築14年。
駅徒歩はいずれも同じぐらいです。
賃貸住宅の家賃の高い安いを判断する見方の一つに㎡単価を見るという方法があります。
つまり1㎡あたりいくらか?
という考え方です。
それぞれを見てみると、
タイプ | 間取りの大きさ | 家賃 | ㎡単価 |
3畳ワンルーム | 9.8㎡ | 63,000円 | 6,428円 |
3畳ワンルーム | 13.6㎡ | 69,000円 | 5,073円 |
6畳ワンルーム | 18.2㎡ | 70,000円 | 3,846円 |
安いかどうかというと、決して安くはないですね。
ただし、3畳ワンルームは流行りもあって、新築もしくは築浅の物件が多いです。
なので、賃料だけ見ると、新しい綺麗な物件に比較的安い家賃で住むことができる。
ということが言えそうです。
3畳ワンルームアパートは設備が充実している
3畳ワンルームの超コンパクト物件は設備が充実しているという特徴があります。比較的新しい物件というのも言えるとは思いますが。
例えば、宅配ボックスが完備されているとか、当然、シャワールームやトイレなども新しいものは節水タイプになっていたりします。
その中で、特に月々の生活費に直結するものがwifi無料というサービス。
インターネットを自宅でひくとなると、月々4000円ぐらいがかかります。それが無料で使えるというのは大きなポイント。
その分家賃が割高になっているような気もしますが・・・
3畳の超コンパクトワンルームは、「綺麗なところにプライバシーを持って住みたいけど家賃を押さえたいというニーズにぴったりの物件」と言うことが言えそうです。
そして、とにかく安く家賃を押さえて都心に住みたい!という場合は、やはり築年数が数十年建っている物件が比較的安いです。
その場合は間取り的にも広さはあることが多いです。
住まい探しは、物件により一長一短。
必ずしもどの物件が一番良いということはないですが、個々人のニーズに併せた物件選びの幅は時代とともに広がってきていますね。
個々人のニーズという意味では、なんとも笑える面白い間取りや変な間取りが世の中には存在しています。
特に面白い間取りを集めてみました。