宅地建物取引士の免許の更新で先日、法定講習に行ってきました。
朝から夕方まで、がっつり座学。
学生時代以来の座学の勢いですので、なかなかの濃密な時間になりました。
この法定講習のスケジュールですが、講習日の日程はインターネットで調べられますが、当日のスケジュールってなぜか載っていないようです。
申し込む時に、おおむね6時間の講習とはありますが、はっきり書いてないんですよね。
書いてあれば便利なのに・・・と思ったので、こちらで紹介しておきます。
当日は何時から何時まで?スケジュールをご紹介
なんでホームページにのっていないのか考えてみると会場ごとに違ったり、マイナーチェンジがある可能性もあるからなのかなと思ったりも。
なので、2018年1月5日現在での当日のスケジュールを紹介しておきます。
※東京のある会場でのスケジュールです。変更や会場毎に違うこともあるかもしれないので実際は申込み時にご確認ください。
●受付時間【9:30~9:50】
時間厳守とのことです。
法定講習となりますので、きっちりその時間を受講しないといけないとのことです。よって、遅刻した場合は後日の再受講となるようです。
●事務説明【9:50~10:00】
概要説明を経て、そのまま講習本編へと進みます。
●1時間目【10:00~11:30】
科目は、「改正法令の主要な改正点と実務上の留意事項」。
簡単に言うと、更新までの5年間でこれだけの法律が変わりましたよ~。
実務に関係しそうなとことをチェックしましょうね!
という内容です。
お昼休憩【11:30~12:30】
そして、1時間目が終わると、1時間のお昼休憩でした。
ちなみに、お昼休憩時も次のコマに遅刻したら、アウト~!と言うことでしたのでご注意を。
●2時間目【12:30~14:30】
科目は、「紛争事例と関係法令及び実務上の留意事項」
弁護士の先生が実際の紛争事例をもとに講義してくれたのですが、これは面白かったです。
地面師とか、争族とか、話題の内容も組み込んでの講義もあり、勉強になります。
そして、終了後10分間の休憩です。
●3時間目【14:40~15:40】
科目は「宅地建物取引士の使命と役割」。
宅地建物取引士になったのは、平成27年(2015年)4月1日。
その前は、宅地建物取引主任者でした。
取引士とすることで、その責任の大きさの認識を強めようという背景がありました。
その時から、出来たのが、この科目です。
それゆえに、1時間法定講習の時間は長くなりました。
不動産という大きな資産価値のあるものの取引の責任を負うのでその分、「自覚も知識もしっかり持って仕事をしましょう。」ということですね。
●事務説明【15:52~15:55】
最後に若干の事務説明があり、最後の講義へと移ります。
●4時間目【15:55~17:05】
科目は「改正税制の主要な改正点と紛争事例及び実務上の留意事項」
不動産と税制は、宅地建物取引士を悩ませるテーマだと思っています。
その理由は、内容が難しい上に年々内容が変わるということです。
なので、苦手意識を持っていたところ、公認会計士・税理士の方の講義を聞いていて救われたのが、
「税制に関しては、徹底的に調べるか、専門家に聞いてもらうようにお客様に言う。」とありました。
それで良いんだなぁと、ありがたいお言葉でした。
うろ覚えの回答はトラブルの基とのことでしたし、とても共感するところです。
●その他、取引証交付【17:05~17:20】
講義終了時に手元に新しくなった取引証が配られて、講義終了次第解散という流れでした。
その他、宅建免許更新時のよくある質問。
更新時にテストはあるの?
更新というと、試験があるようにも感じますが、講義を受けてテストというような流れはありません。
宅建士の登録を行う時の、登録実務講習は試験がありましたが、更新の法定講習ではテストはありません。
講義を遅刻せずに受けきれば更新できます。
宅地建物取引士の更新にかかる費用はいくら?
最後に宅地建物取引士の更新にかかる費用ですが、
受講料12,000円と証紙代4,500円の合計16,500円です。
申し込みの時に支払って受付となります。
当日に払う費用はありません。
ちなみに証明写真も必要となりますので、細かく言うと、プラス写真代ですね。
この受講料高いなぁと正直思うところではありましたが、会場につくなり、分厚いテキストが4冊ほど並んでおりまして、「これか!」と思いました。
手数料だけじゃなくて、受講料という言うだけのことはありました。
以上、宅地建物取引士の更新の時の法定講習の当日にスケジュールについて紹介してきました。
更新時に際して、ご参考になれば幸いです!