楽天銀行の住宅ローンと言えば、フラット35の印象が強かったのですが、実は変動金利の住宅ローンが手厚くなっています。
ここでは、変動金利について特徴を見ていきます。
楽天と言えば、通販や楽天トラベル、楽天ポイントなど、もはや生活に密着している方の方が多いのではないかと思いますので、住宅ローンも楽天で組もうかなぁとも考えるポイントですね。
ここでは、楽天銀行の住宅ローンの特徴と、楽天銀行住宅ローンを利用することで、楽天ポイントとしてはどんなメリットがあるのかについても紹介していきます。
楽天銀行の住宅ローンの5つの特徴
楽天銀行の住宅ローンの特徴として、5つのポイントがあげられます。
金利
保証料
手数料
団信
つなぎ融資
それぞれについて、順に見ていきましょう。
楽天銀行の住宅ローンの変動金利は?
楽天銀行の住宅ローンの変動金利は、0.527% (2018年9月1日現在)
ネット銀行の中では、再低金利というわけではありません。
例えば、じぶん銀行の住宅ローンですと、0.457%となっています。
関連:じぶん銀行の住宅ローンの特徴は金利・がん団信と実はatmの利便性!(じぶんプラスのステージ優遇)
なので、単純に金利だけを見ると他の銀行の方が安いように見えます。
ですが、楽天銀行は、残りの4つの特徴を加味していくと、魅力的な住宅ローンと言えそうです。
保証料は0円です。
楽天銀行の住宅ローンの保証料は0円です。
ネット銀行ではよくあるパターンですね。
その変わり事務手数料が、都市銀行などに比べると高めですというタイプです。
手数料は一律324,000円!
この手数料のやすさが楽天銀行の最大のポイントだと個人的には思っています。
保証料が0円の住宅ローンだと、手数料が2.16%のところが多いです。
例えば、4000万円の住宅ローンを組んだ場合を見てみますと、
楽天銀行 | 324,000円 |
手数料 2.16%の場合 | 864,000円 |
その差は、540,000円。
と言うことは、他のネット銀行と金利の差が金額になおすといくらになるのかという点が気になります。
例えば、0.457%の銀行との金利差 0.07%。
では0.07%の金利はいくらになるのかを計算すると、4000万円の借り入れで35年返済の場合、利息分は約49万円になります。
ということは、4000万円の場合だと楽天銀行の方が安いということが言えそうですね。
もちろん借り入れ金額や期間によってもどちらの方が安くなるかは異なりますので、ご自身の希望に合わせてじっくりご検討いただければと思います。
団信の全疾病特約が0円
全疾病特約0円がスタンダードになりそうな勢いでびっくりしていますが、楽天銀行も全疾病特約0円となっています。
全疾病特約は、都市銀行などでつけた場合、+0.2%の金利がかかります。
それが0円というのは、やはり魅力的ですよね。
団信の手厚い保証にあまり関心がない方もついているに越したことはないですし、いざという時に思わず救われたということにも繋がりそうです。
つなぎ融資が可能
ネット銀行はつなぎ融資ができるところと出来ないところがあります。
つなぎ融資というのは、融資を分割して実行してくれる制度。
なんでそんなことが必要かと言うと、建て替えの場合、契約金と中間金、引き渡し時の残金の精算で1/3ずつを基本としています。
その場合、契約金、中間金で3/2の資金が必要なので、それを現金でというのはなかなか難しいものがあります。
そこで、つなぎ融資と言って、手付金、中間金で1/3ずつ融資を実行してもらって、この契約を履行できるようにするというものです。
また、住宅用に土地を買って、注文住宅を建てるというような場合も、土地購入費用からつなぎ融資を受ける必要が出てきます。
そもそもつなぎ融資が可能なところじゃないと住宅ローンを組む意味がないというケースの場合、つなぎ融資ができるということが非常に重要です。
この点、楽天銀行は、土地取得資金から対応していますので、大きな特徴と一つとも言えます。
楽天で住宅ローンを組むと楽天ポイントにどんなメリットがあるの?
楽天銀行で住宅ローンを組むなら楽天ポイントにどんなメリットが出てくるのかは気になる方も多いのではないでしょうか。
楽天銀行と楽天ポイントの関係は以下の表のようになっています。
出典:楽天銀行公式HP
取引内容と、預金額に応じてランクが上がるような仕組みになっています。
この制度はハッピープログラムと呼ばれています。
最大3倍とありますが、例えば給与振込でもらえるポイントが3倍と言ってもベースが1ポイントなので、そんなに旨味はないように感じます。
それよりも、ランクアップでATMや他行振込が無料になる特典の方がメリットを感じます。
というのも、楽天銀行は、オンライン上の決済口座として、利用されていることも多く、振込指定口座に楽天銀行とされていることも多いです。
ですが、ATMがない為、入金にも出金にも手数料がかかります。(入金の場合は金額に寄っては無料)、そのため敬遠しがちですが、その手数料が無料になるというのは楽天銀行の口座を使いやすくなります。
ポイントがたまるという理由で楽天カードを使っている方も多いとは思いますが、引き落とし口座を楽天銀行に指定すると、楽天市場での買い物でもらえるポイントが1倍アップします。
利用の仕方にもよりますが、ここが円滑にまわることでもらえるポイントアップが魅了的ではないかと思います。
そして、住宅ローンとの関係ですが、住宅ローンを利用することで預金額にかかわらずハッピープログラムのランクはひとつアップとなります。
そして預金を10万円以上入れておくとプレミアムにはなりますので、月に2回無料で利用できるとなれば、使い勝手の幅も広がるのではないでしょうか。
期間限定のキャンペーン
楽天銀行の住宅ローンでは時々期間限定のキャンペーンを行っています。
現在(2018年9月)は、エントリーして住宅ローンの借り入れをすると、楽天ポイント10,000ポイントがもらえるのキャンペーンを開催中です。
WEB申込期間:2018年8月1日(水)~ 2018年10月31日(水)
お借入期間:2018年8月1日(水)~2019年2月28日(木)
キャッシュバックではなくて、楽天ポイントでもらえるところが楽天ならではの魅力ですね。
現金でも1万円もらうよりも、ポイントで1万円分もらえた方がお得な気がしてしまうという・・・
まとめ~楽天銀行の住宅ローンがおすすめの人~
以上、楽天銀行の特徴と楽天ポイントに対するメリットについて紹介してきました。
最後に、楽天銀行の住宅ローンがおすすめの方をまとめておきます。
楽天ファンの方
ネット銀行に抵抗がない方
初期費用をおさえたい
建て替えもしくは土地を買って注文住宅の方
団信を手厚くしたい
ネット銀行での住宅ローンを検討していて、初期費用を押さえたいという方におすすめできます。
また、その上で団信を手厚くしたいという方はなおさらおすすめですね。
さらに、つなぎ融資を前提にしている方で、ネット銀行を希望される場合は、一択ではないでしょうか。
とりあえず審査を出してみて、ダメだった場合には他を検討するぐらいでも問題ないと個人的には思います。
以上、楽天銀行の住宅ローンについて紹介してきました。
楽天銀行の住宅ローンのコツは金利だけみて、判断しないことですね。
内容もじっくり検討すると魅力的な商品と言えます。
当コンテンツが、住宅ローン選びの参考になれば幸いです。