土地の探し方講座の第三回目をお届けいたします。
今回の内容は、「歩いて土地を探す方法」「知人から土地を買う方法。」について、やり方と注意点をお話していきます。
希望がかなり明確で、土地を探しているお客様って、不動産業者でも知らないような情報をかなり持っていたりして驚くことがあります。
「あそこの土地更地になりましたけど、何か建つんですか?」
「あそこの家誰も住んでいないようなんですけど売りに出ないんですか?」
などなど、、、
「いや~凄い詳しいなぁ!」と驚かされることも多々あります。
でもその先どうして進めれば良いか?
ということが問題になります。
過去の土地探し講座はこちら
よろしければ併せてご覧ください。
更地や古家、空き家の所有者の探し方!!
普段歩いている道や、散歩などして普段歩かない道を歩くと、解体の看板がたっていたり、解体が始まっていたり、更地に代わってたり、あきらかに人が住んでいる気配がなかったり、、、
そういう土地や空き家に出くわしたりします。
ここ良いなぁ・・・と思った時に、この次の一手はどうやってうつか?
というと、方法としては2種類。
一つは、近隣の人に所有者と状況を聞く。
聴いてまわるのはなかなか勇気のいることですが、結構情報を持っていたりします。
なかには売ってくれるようコンタクトはとったが、全く売る意志がない。という情報だったり、その辺り一帯の地主さんが持っているもので、その地主さんは売るつもりがない。
などという情報があったり、もしくは建売になるらしいとか、売りに出すって聞いたよっ!
とか、親切に教えてくれることもあります。
そうしたらその情報をたどって、所有者にコンタンクトをとるのが一番の近道です。
二つ目は、聞き込みしても分からない場合や聞き込みしたくない場合、法務局で土地の所有者を調べるという方法。
土地の所有者は、「登記簿謄本」に記載されており、持ち主の名前と住所が明記されています。
ただし電話番号は記載されていないので、手紙を書くという流れが一般的かと思います。
そして返事があればラッキーですが、なかなか難しいケースがほとんどです。
というのも分譲業者はそれを仕事として、上記流れを取り、コンタクトをとっているケースが多く、地主さんにとっては、またその話?と半ばうんざりしているケースも多いため、なかなか難しいのも事実です。
特に長期的に更地のままになっている場所はそのケースが多いです。なんらかの理由があって放置しているのだと思われます。
ですが、最近解体したなど動きが合った場合何かしらの計画が動いていますのでチャンスもうかがえます。
かりに分譲業者が最近買っているとしたら、売りに出されるケースがほとんどですので、その業者に連絡すると、販売価格等教えてくれると思います。
歩いて探す場合と知人から買う場合の注意点!
上記の流れで地主とコンタクトをとれたとして、仮に売る意志があり、金額がまとまったとしましょう。
もしくは知人が売るから買いますという場合もあるかもしれません。
その場合のメリットは、比較的安く買える可能性があるということです。
一般的に分譲業者が売っている土地に関しては、仕入れ値があり、経費と利益が含まれて、市場に出回ります。
もしくは仲介業者が個人の土地を仲介している場合は、仕入れ値では売りたくない人がエンド(一般客)に売る値段なら売りたいというケースが多いので、卸値ではありません。
なので、直接やるメリットとしては、安い値段で交渉できる可能性があるというわけです。
一見するとメリットが高そうですが、注意点があります。
それは、大きな金額が動くなかでの売買の手続き。登記も絡んだり、引き渡し後の瑕疵(問題)がある可能性もあります。
その中で何かトラブルや揉め事があると、泥沼化していく危険性もはらんでいますので、出来ればプロの人に相談の上すすめるのがオススメです。
プロの知人がいない場合、不動産会社に相談を持ちかけるというのも一つの賢明な手ではあります。
その場合、売買が成立した時に仲介手数料が発生しますが、契約書や責任関係の取り決め等法律にのっとった内容でまとめてくれますので、それも一つの方法かとも思います。
ちなみに仲介手数料は、最大で(売買代金の3%+6万円)×消費税です。
歩いて土地を見つけた場合のオススメの方法!
歩いて土地を見つけてそこから買うというのは、実際のところかなり難易度が高いです。
運が良ければすんなり行く場合もないとは言いませんが、登記簿謄本を取るのにもお金がかかりますし、調べた結果、コンタクトが取れない可能性も多い上、近くに住んでいても、訪ねてみたら門前払い!ということも普通の流れ。
では、どうするのがオススメかと言うと、自分で見つけた土地を複数の不動産会社に聞いてみるということ。
親切な会社なら調べてくれるケースもありますし、情報を持っているケースもあります。地元で建売をやっている業者だったら、その土地を買ったというケースもあります。
その場合、注文住宅で建てたい旨を伝えるとタイミング次第では、条件付き売地として土地から売ってくれるケースもなくはないと思います。
ちなみに条件付き売地とは、指定された業者で建築することを条件として土地を売るという意味です。
また、その業者が買っていなくても、土地を調べて話しをまとめてくれるなら、仲介手数料を払う価値は十分ありますよね。
もしも、歩いて気になる土地があったら、情報を求めて不動産会社に相談するのがオススメです。
一度相談しておくと希望のエリアと金額の土地の情報が出てきた時に教えてもらえるというメリットもありますので、土地が出てきたら教えて欲しい旨を伝えておきましょう。
その頼み方については、第四回目の講座お届けします。