異動・・・いわゆる金融事故とかブラックとか言われる状況のことですが、こうなると住宅ローンはもとより、クレジットカードを作ることさえできない状況になります。
異動になると、完済から5年間はその情報が残りますので、その間はローンが組めないということになります。
異動について詳しくは下記コンテンツに記載しておりますので、ご参照いただきたいと思いますが、ここでは、異動ではないけど住宅ローンが通らない場合に、おすすめの住宅ローンや考え方をご紹介していきます。
関連:【住宅ローン】ブラックリスト(異動)でも審査に通った話。
個人的には、異動でなければ、何かしらの方法があると考えています。
まず、ローンが異動じゃないけどローンが通らない場合のパターンを見ていきます。
転職してすぐ、契約社員、自営業など属性による場合
住宅ローンの審査には、大きく分けて、「属性」による審査と、「信用」による審査があります。
属性とは、勤続年数や勤続先、自営業、契約社員などの雇用形態、職務内容、年収などによる違いのことです。
これによって、住宅ローンの審査の可否が分かれることがあります。
・転職したばっかりだから住宅ローン通らないのかな・・・?
・契約社員だけどローンって組めるのかな・・・?
・夫婦で合算すれば組めそうだけど、正社員じゃないからダメかな・・・?
・自営業で年収落としているから、住宅ローンの借入額が伸びない・・・。
上記のようなケースの場合は、あきらめるのはまだ早いと思います。
異動じゃないけど、信用情報に問題がある場合
異動じゃないけど、信用情報に問題があるというのは、支払いの遅れが過去にあるとか、借り入れが残っているという場合です。
異動は、支払いの遅れが数ヶ月に及んで、債権譲渡が行われた場合に発生します。
これは金融機関や時期にもよると思いますが、同条件で異動になるわけではなくて、金融機関のさじ加減で異動になっていたり、異動にならなかったりします。
異動になっていない場合は、例え遅延があったとしても審査が通る可能性があります。
というのも、遅延の場合は審査の判断が金融機関によって異なるからです。
審査の基準は、銀行が厳しく、ノンバンクの方が受け入れの幅は広いです。
おすすめの金融機関は?
属性による理由によって、住宅ローンが通らない、もしくは、過去に借り入れを遅延した結果異動ではないけど審査が通らないという場合におすすめなのは、ノンバンクでのフラット35で借りる方法です。
住宅ローンをノンバンクで借りると金利が高いですが、フラット35の場合は、銀行を窓口としてもノンバンクを窓口としても金利は同じなので安心です。
関連:ノンバンクで住宅ローンを借りるデメリットは?フラット35との違いに注意!
ノンバンクというと聞き慣れない方も多いかと思いますが、銀行にある預金機能がなく、主に融資をしている金融機関のことを指します。
有名なノンバンクだと、三井住友トラスト・ローン&ファイナンス 、ファミリーライフサービス、ARUHIなどがあたります。
例えば、AURHIを例にとってみると、借り入れの条件において、
多様なニーズに対応
セカンドハウスや親族居住のための住宅の申し込み
病歴などにより団体信用生命保険に加入できない方
契約社員・派遣社員・パートの方も、転職・就職・起業後間もない方
勤務形態や勤続年数に制限はなく、安定した収入が見込めれば申し込み可能です。ぜひ一度ご相談ください。
出典:https://www.aruhi-corp.co.jp/product/flat35/
とあります。
もちろん審査が必ずしも通るわけではないですが、入り口としての幅は広いです。
また、フラット35の場合、借り入れ可能額の計算が、住宅ローンとは違いますので、住宅ローンでは、融資額が届かない場合でも、フラット35であれば届く可能性があります。
ちなみに、ノンバンクの営業の方に聞いたところ、
「異動の場合は、審査は通らないですが、遅延の場合は金融機関によって判断が異なりますので、その場合は是非相談ください!」
と言われたことがありますので、もしも異動じゃないけど、住宅ローンが組めずに困っている場合は、ノンバンクのフラット35で審査をしてみることはおすすめの方法です。