エネファームやエコウィルの低周波の音がして、頭痛や不眠などの健康被害に影響があると、消費者からの訴えが出ていた問題。
2年ほど前に問題が話題になりましたが、それから調査が進み、ついに、消費者安全調査委員会より、「関連性は否定できない」旨の報告書が出されました。
エネファームやエコウィルというと、環境問題の対策として、国も補助金を出して設置を推進してきた設備でありますので、導入を検討している方にとっては、設置前に検討しておきたい問題です。
その為には、実際にどんな音がしているのか?
これは文字ではどうしても分からないので、動画で紹介していきます。
エネファームやエコウィルの低周波の音はどんな音?
エネファームが設置されている家は、街中で結構見るようになってきましたが、近くを通っただけで、
音が気になるということはありません。
ですが、睡眠時、夜静まり返っている時に、寝室のすぐ外にエネファームが設置されていた場合、気になってしまうかもしれません。
まずは、動画をご確認ください。
確かに・・・・
気になりだしたらとまらない音ですし、動画で少し長い間、聞き続けただけでも、頭に焼き付いてしまう音ですね。
それが、毎日となると辛いですよね。
これから導入を検討されている方は、低周波の音がするということを知った上で設置を検討した方が良さそうです。
エネファームの低周波の騒音の対策は?
騒音問題に共通して言えることですが、音の聞こえ方や感じ方は、個人差が大きいことが言えます。
人間の聴力は年齢によっても当然違いますし、もともとの個人差もあります。
その中で気になる方、気にならない方が出てきます。
低周波の騒音対策として考えられるのは、「物理的対策」と「精神的対策」の二つの方法です。
低周波の音への物理的対策は?
低周波の音の問題は、比較的遠くへ届く音ということです。
つまり物で遮りにくいという特徴があります。
そうなると、例えば、壁を厚くするとかカーテンをつけるとかの対策は難しいということが言えます。
なので、気休めかもしれないですが、他の気にならない音を出すという手段があります。
例えば、夏場なら扇風機をまわしておくとか、エアコンをつけておくとかですね。
騒音問題への精神的対策は?
騒音の感じ方は、人それぞれです。
なので、音が聞こえても気にならない人もいれば、感情に訴えかけられてしまってものすごく不快に感じる方もおります。
その一つに、音が出るということを知っていたのか否か。
また、自分の家で設置したものの音なのか、隣の家から聞こえてくる音なのか?
によっても感じ方は異なると思います。
よって、これからエネファームやエコウィルの導入を考えている方は、音が出る性質と低周波はどんな音なのかを知っておくこと自体が、対策になると僕は思います。
エネファームの出荷台数と苦情件数を見てみると・・・
ここ数年でどれぐらいエネファームが設置されているかというと、エネファームパートナーズの資料によると下記の通り。
出典:http://www.gas.or.jp/newsrelease/2017ef20.pdf
累計で20万代を突破しているとのことです。
その中で、苦情が出た件数は、
消費者事故調に寄せられた原因調査の申し出や消費者庁への相談は、8年間で73件です。
それを考えると、割合としては少ないのかもしれないですが、感じる不快感と健康被害としては大きいものが考えられます。
メーカーも騒音被害の関係性を指摘された以上、音が伝わらない仕組み、もしくは設置方法により騒音が軽減される方法など、改善されることに期待が寄せられます。
環境問題を考えると、需要が伸びることは喜ばしいことだと僕は思っています。
静岡に住む者です。
涼しくなる秋から春にかけて、夜の”低周波音”に悩まされています。カミさんや子供にはまったく聞こえないようで、耳鳴りかと思って薬を飲んで辛抱しているところです。
たしかに「聞こえる」ものの、どこから聞こえてくるのかよくわかりません。エネファームが原因かどうか、どこかに相談でもすればいいのでしょうが。
清水様
コメントありがとうございます。
原因不明の悩まされるのは辛いですね。
エネファームの場合は、1年中動いているものだと思いますので、秋から春にかけて出るものではないように思います。
ですが、季節要因を含めて音が出るものと想像してもピンとくるものがございません。
あまりお力添えができずに恐縮ですが、何か情報ありましたら追って報告いたします。