不動産営業の仕事ってどんなイメージでしょうか?
僕が不動産の営業をする前には「きつそう、怖い、忙しい、休み少ない・・・」というイメージでした。
実際のところそういう会社も多いですし、様々な業者さんと触れ合う中でもそういう印象の人も少なからずいるのは確かです。
ですが、怖いイメージとは、裏腹に優しい人も多いですし、最近ですと、家売るオンナの北川景子さんバリに綺麗な女性で不動産営業をしている方も大勢いらっしゃいます。
さて、そんな不動産の営業ですが、やりがいを感じる瞬間ってどういうところでしょうか。
僕の仕事の領域としては、賃貸、売買のまさに不動産営業というジャンルから、注文住宅の建替えの営業まで行っております。
その中で、建替えのお客様とのエピソードですが、先日、こういう瞬間だよなぁ・・・としみじみ感じる瞬間がありましたので紹介していきます。
出会いは1年半前の暑い時期でした。
もともとそのお客様と出会ったのは、1年半前の夏。
建替えの相談でいらしたのがきっかけでした。
現地調査から始まって、建物の打合せ。
また補助金の活用もあり役所との打合せ、必要な書類の準備・・・
家を建て替えるというと、実に様々な要件が出てきます。
不動産営業の難しいところは、守備範囲が広いことにあると思っています。
覚えることが多いんですよね。
建物に関する建築知識、売買に関する相場感や物件目利き。
また法律。さらには税金、住宅ローンなどお金の知識。
知るべき内容が多いので、大変と言えば大変です。
建替えというと、それだけの知識をフル動員して進めていく必要があります。
このお客様はじっくり検討されるタイプのお客様で「えいやっ!」という勢いでの営業が出来ない方でした。笑
(もちろん、建替や不動産の購入って大きな金額になりますので、慎重になるのは当然ではありますが。。。)
結果、初回の打合せから、建物の受注まで半年以上かかりました。
そして、いよいよ着工と思いきや、大丈夫と思われていた借地の承諾が思うように取れず、着工というか、解体が出来ない状況に。
そこから、地主さんとの承諾に関して、長きにわたる話あい、念願の着工。近隣からのクレーム。
また、お客様とも数度にわたってもめることもあり・・・
その都度、頭を悩ませ、心をすり減らしながら、なんとか完成へとなりいよいよお引渡に。
不動産営業(注文住宅)をしていてやりがいを感じる瞬間
不動産営業の不思議として、スムーズに運ぶ方は、本当にスムーズに運びますが、いったんつまづくと、最後の最後までつまづくということがあります。
本当に不思議なのですが。
このお客様の場合、実によくつまづきました。
契約する前もそうですし、契約してからもそうですし、着工してからもそう。
引渡前の施主検査でも何かとつまづき、、、
決してスムーズではなかったですね。
ですが、お引渡の時に、本当に嬉しそうな顔をしてくださり、
「ありがとうございました。」
と心から言ってもらえると、頑張って良かったなぁと思います。
また、頑張ってくれた御礼をいただいたりすると、なおさら自分の営業としての仕事を肯定された気がして、やりがいを心から感じます。
また、同じように大変な思いをしたいかというとしたくはないですが。。。
ですが、仕事としている以上することもあるんだろうなという覚悟も必要ではあります。
またこの感動が味わえるのかなと思うと・・・
不動産(注文住宅)営業の特徴はお客様との距離感
不動産の営業をしていると、お客様との距離感がとても縮まることがあります。
例えば、仕事の内容からはじまって、年収、資産状況、家族形態、病歴の有無、有であればその内容。
実に多くのことを知る必要があります。
それゆえに、知人が買ってくれると時に、深入りしすぎて気まずい・・ということも。苦笑
さらに、注文住宅の営業ともなると、家の中で住まい方、寝室は一緒なのか、別なのか。
リビングに滞在するのかしないのか、生活リズムや夫婦間のパワーバランス。
また、二世帯、三世帯ともなれば、嫁姑の事情など・・・
本当に多くのことを知ることになります。
それだけに、責任感は強い仕事だと思いますし、やりがいを感じるポイントは多いですね。
その家族の皆様が、家を建てて良かったと、これからの未来にわくわくしている様子を見られるのが、月なみではありますが、やはりやりがいを感じる瞬間ですね。