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施主検査のチェックポイントと注意点!粗探しはトラブルの素?

施主検査

施主検査

施主検査とは、建物の引き渡し前に施主が、チェックしていき、注文通り出来ているかをチェックすることです。

ユーザーチェックと言う場合もあります。

例えば、「注文と違う色のものがついていた」とか、「収納の扉がずれている」などの不具合があった場合に、それを直した上で引渡しという流れになります。

 

とは言え、「何をチェックしたら良いのか分からないとか、「どこまで言って良いのか分からないということもあるでしょう。

ここでは、施主検査をする時のチェックするポイントを紹介していきます。

また、「チェック」と「粗探し」の違いについて、紹介してきます。

粗探しはトラブルの素になりますし、のちのち損をすることも?

施主検査でチェックするべきポイント

施主検査でのチェック項目をあげてみますと、

・図面チェック

・建具や窓の開閉のチェック

・汚れや傷のチェック

の3つに大別できます。

それぞれ見ていきましょう。

図面チェックについて。

図面のチェックと言うと、図面なんて読めないよ・・・

という諦めモードが出てくるかもしれません。

なので事細かにチェックする必要はないですが、

注文通りのものがついているか?

のチェックはしたいですね。

キッチンや洗面化粧台、お風呂など、床材、建具などなど、色や形や機能など、正しいものがついているのかを確認しましょう。

もしも、違うものがついていた場合、取り替えを要求することが出来ます。

他に図面のチェックとしては、

電気図面のチェック

電気図面のチェックというと難しいですが、コンセントの数や位置、スイッチの回路、インターホンの動作チェックなどを行いましょう。

数が足りないとか、指定した場所にコンセントが無かったりした場合は、やはり直してもらう必要がありますね。

建具や窓の開閉チェックのポイント

次に建具や窓の開閉チェックです。

ポイントは実際に開け閉めして、閉まりにくくないかとか、引っかかりがないかとか、クローゼットの扉が必要以上にぐらぐらしていないか?

などをチェックしていきます。

窓も同様にキーキー音がならないかとか、クレセントに引っかかりはないか、固くないか?

などです。

これらは、やり方さえ分かれば簡単に調整できる内容です。

自分でもあとから出来ますが、先にチェックして調整してもらった方が良いですね。

傷や汚れのチェック

各所に傷がないか、もしくは汚れがないかのチェックです。

目立つ傷やクリーニング漏れがあった場合などに指摘して直してもらって引渡という流れです。

ただし傷を直す場合は、タッチアップと言って色をつけて傷が分からないようにする場合がほとんどです。

もちろん付け替える必要があるような傷だとすると当然、交換ということにもなります。

チェック(検査)と粗探しの違い

「施主検査で気になったところをどこまで言ってイイの?」

という質問はよくある質問ですが、この明確な基準ってありません。

気になるところがあれば、聞いてみた方が良いと思います。

直せるところは直してもらった方が良いと思いますし、何より「言った方が良かったかな」という後悔は残したくないですよね。

 

一点気を付けたいのが、「粗探しはしない方が良い。」ということです。

図面通りのものがついているのか、大きな傷や汚れがないかをチェックすることは大事です。

もしも引越してから違うことに気づいた場合、それからでも取り換えてくれることも多いでしょう。

ですが、引っ越して生活をしている中での工事は、施主も工事する方も双方にとって大変なので、モノが入っていない時に工事が完了した方が良いということもあります。

また、傷や汚れに関しては、引き渡し後だと、最早誰がつけたのか分からないので対応しかねるケースの方が多いです。

 

ただし、だからと言って、普通に見ている範囲で気にならないような汚れや、傷をくまなく探すのはやめた方が良いです。

よくドラマであるような、指先で、つーーっと触って、「こんなにほこりがありますけれど・・・?」というようなイメージですね。

 

「高い買い物なのですし新築なので徹底的に綺麗な状況で受取たい!」

という気持ちは分かりますが、

家は電化製品のように工場で生産されて、箱に入って納品されている訳ではありません。

一つ一つ手作業で、大工さん、電気屋さん、水道屋さん、ガス屋さん、外構屋さん・・・

多くの人が一生懸命手作業でつくっているものです。

しかも外観に関しては、箱に入っている訳ではなくて、常に外部にさらされている状況です。

そこを踏まえた上で、「チェック」した方が賢明です。

 

なので、間違っているものがついているとか、建具が閉まりにくいとか、ふつうに困る内容は言うべきだと思いますし、

くまなく探してようやく見つけるような細かい傷や汚れは言うべきではなありません。

そもそも探す必要はないものだと思います。

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粗探しがトラブルを呼び込む二つの要素

粗探しをすることによるデメリット二つあります。

一つ目は、施工会社が嫌な顔をする点

粗探しは、施工会社を信用していない証拠とも言えますので、一生懸命つくり段取りしてきたものを疑いの目で見られると、悲しい気持ちになりますよね。

お客様ですから、「すいません。直します。」と丁寧に答えているかもしれませんが、やはり気分の良いものではありません。

そうなってくると、「早く手離れさせたい。」と思うようになります。

つまり、「引き渡して終わらせたい。」ということです。

ですが、施主にとっては、住んだ後もメンテナンスだったり、リフォームだったり何かと依頼はしたいものだと思います。

その時に、施工店はどう思うか?というと、「出来れば触りたくない。」と思うわけですね。

一生懸命やっても、また粗探しされて何を言われるか分かったものじゃないと。。。

つまり、いくら高い買い物と言っても、お客様とお店の関係と言っても、

あくまで人と人との関係であることを忘れない方が良いですね。

二つ目は、自分自身が必要以上に粗を気にするようになる点

一つ目は、相手がどう思うか?

という観点ですが、自分自身にとってもよろしくない点があります。

それは普通に生活していれば、絶対に気にならないようなところも、

粗探しで気にするようになる為、新生活を初めてから、

必要以上に細かいところが気になってしまうことがあります。

それがエスカレートしていくと、仮に、99%新築に満足していたとしても、

気づけば1%の不満にしか目がいかなくなります。

結果、「新築するんじゃなかった・・・!」

なんていうことも。

これって極端のように聞こえますが、実際にあり得る話しです。

そうなってしまうと自分も苦しいですよね。

 

色々な想いが詰まっている新築。

最後の大事な局面の施主検査でつまずかない為にも、チェックと粗探しの違いはおさえておきましょう!

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