外を気にせずピアノを演奏したい。
家の部屋で大きな音で映画を見たい。
誰もが一度は憧れたことがあるであろう「防音室」。
いざ、その憧れを現実に!
ということで具体的に防音室をつくる場合に、どのようにしていけば良いのでしょうか。
今回は、木造家屋をリフォームして防音を考えていく方法をご紹介していきます。
ちなみに、リフォームのポイントは「窓」の取り扱いです。
なぜ、防音する場合に気を付けるべきことは窓なのか?
木造家屋だと、音がすごくもれるイメージがありますが、
実は多くの音は窓からもれています。
壁を伝って外に抜ける音ももちろんありますが、多くの場合は窓です。
なので最も簡易的に防音性能を高めようと思ったら窓のリフォームをしていくことが賢明です。
部屋を防音にする3つの方法
木造住宅の部屋を防音にしようと考えた場合に、予算と求める防音レベルによって、違いが出てきます。
予算に関しては、当然お金をかければかけるほど防音性能は優れてきますが、人によって予算はまちまちです。
また、同様に人によって、求める領域もまちまちです。
①一番簡易的に取り組む方法は、「窓」のリフォーム
そこでポイントとなるのは「窓」。
最も簡易的ですが、最も音がもれる場所を対策するという方法です。
例えば、リクシルのインプラスという商品。
窓の内側に窓を取り付けるという方法です。
二重に窓が出来るので二重窓と呼ばれたりします。
当然、ペアガラスになっていますので、防音効果は高まります。
商品的には、断熱性能をメインとしていますが、実は防音対策としてもよく取り入れる商品です。
一つの窓から施工可能で、寸法も特注できますので、木造住宅の窓であればどんな窓でも対応可能です。
予算的には、低予算で出来る方法となります。
②ユニットの防音室をつくる方法
ヤマハのAVITECS(アビテックス)やカワイのナサールのように、防音室を設置する方法です。
この方法は、ユニットになっている防音室で、室内に設置する流れです。
デパートなどの音楽教室などは、こういったタイプの防音室を設置しているケースが多いです。
窓をつくるのは難しいですが、楽器を思う存分演奏したい場合にはオススメの方法です。
費用対効果は高いパフォーマンスです。
金額は、遮音性能および大きさで決まってきます。
例えば、ナサールの場合、0.8畳でDr-30の遮音性能の場合534,600円からあるようです。
送料設置費込みでの金額となっていますので、安心感がありますね。
しかも様々な大きさや防音性能の取り扱いもありました。
ユニット防音室のメリットは、防音性能が高いことが言えますし、大きな工事が必要ないので、手軽に取り入れることが出来るという点。
デメリットは室内に部屋をつくるので空間的に狭くなることが言えます。
映画鑑賞などのように、お部屋の中で快適にゆったりとするという使い方には不向きかと思います。
③リフォーム工事で防音性能を高める方法
どこまでの防音性能をつくりこんでいくかを、打合せの中で決めていくことになります。
やり方としては、壁をはがして、防音性の高い断熱材を入れていきます。
窓の音が抜けやすい場所は、窓をつぶしてしまうか、いかす場合シャッターをつけたり、防音サッシにしたり。
そして、室内ドアも防音ドアに変更する。
また壁や天井は吸音ボードを貼っていくというように一つ一つ作りこんでいきます。
部屋の解体も含めれますので、最も費用がかかる方法ではありますが、映画鑑賞などの趣味を本気で極める為には最もやりがいのある方法だと思います。
まとめ
以上、リフォームで防音室をつくる方法を紹介してきました。
防音に関しては、住まいの立地状況や、防音の目的によって、そのやり方は異なってきます。
もちろん予算があってのことですので、じっくりと検討していくと良いですね!