地震に対する備えとして、防災ベッドというものを知っていますでしょうか?
2019年(令和元年)度において、地域によっては、導入する為に補助金が使えるベッドです。
補助金の額も20万円や50万円という大きい補助になっている地域もあります。
こちらでは、防災ベッドとは何なのか?価格はいくらぐらいのものなのか?また、防災ベッドのデメリットや注意点についても紹介していきます!
防災ベッドとは?
出典:Amazon
防災ベッドとは、ベッドの上にシェルターのように屋根がついて、地震による圧死を防ぐ為のものです。
防災ベッドはあまり聞いたことがない防災グッズという方もいるかと思いますが、防災ベッドが登場したのは、今から15年ほど前。
阪神大震災での倒壊を経て、寝ている時の地震から命を守れるものとして登場したのが防災ベッドです。
こちらはグーグルトレンドによる、防災ベッドが検索されたトレンドのグラフです。
2004年頃がピークとなり、時折検索されているという状況ですね。
メジャーではないものの2019年度も補助金の対象となっているのが防災ベッド。
つまり地震への備えとしては効果があるとされていることがわかります。
ですが、補助金の対象となるのは、基本的に旧耐震基準の昭和56年5月31日よりも前の建物への設置が条件。
公的機関としても、基本的には、旧耐震の建物は、現行の基準への耐震補強工事や建て替えを推進していますが、建て替えるには当然多額の費用がかかります。
建て替えないけど、旧耐震で困っている方に、命を守る為の補助金として、防災ベッドへの補助金があると考えられますね。
とても良心的な補助金だと思います。
防災ベッドの価格と補助金はいくら?
防災ベッドの補助金は実はかなり補助率が高いです。
もちろん地域にもよりますが、例えば、東京都の練馬区や荒川区では防災ベッドの補助金として、上限50万円で設置費用の9/10までの補助金が出ます。
これかなり大きい補助だと思います。
その他埼玉県三郷市では、設置費用の1/2までで、上限25万円。
横浜市では防災ベッド・テーブル10万円、耐震シェルター30万円と違いはありますが多くの地域にて補助金があります。
防災ベッドの価格はいくら?
設置費用の9/10まで補助金が出るとすると、防災ベッドはいくらぐらいで取り付けられるのでしょうか。
気になる価格ですが、先程のアマゾンからの出典の防災ベッド。
価格は、367,200円。さらに、配送料手数料で150,000円とあります。合計477,200円
また別のタイプの防災ベッドでは、次のようにあります。
こちらも、配送料+手数料で150,000円ですので、合計560,400円
防災ベッドの価格としては、50万円程度で設置できそうですね。
この場合、9割まで補助金が出るとするなら5万円で設置できることになります。
これって普通のベッドと変わらない値段で、防災ベッドが取り付けられることになります。
また、介護用のベッドにも適応できるタイプのものもありますので、介護用ベッドに防災を検討している方は補助金の利用で防災ベッドの導入も検討してみてはいかがでしょうか。
防災ベッドのデメリットや注意点は?
防災ベッドは、見た目からシンプルに防災の効果が伝わりやすいので、あまりデメリットを感じないような気もします。
ですが、注意点は、やはりありまして、それは重量が重いということです。
木造の1~2階建ての1階部分への設置には適しているけれど、それ以外の建物にはあまり適していないという話しもあります。
設置条件として、木造住宅の1階と限定している商品もありますので、もしもマンションで設置したい場合はよくよく商品を検討してみる必要があります。
とは言え、マンションの場合は、管理組合でマンションの耐震化をすることも多いので、耐震化できていればそれにこしたことはないと言えます。
まとめ
以上、防災ベッドの紹介をしてきました。
建物の建て替えや耐震補強だけが、防災の為の手段ではなく、もっと身近で防災対策ができることもあります。
さらに補助金が使えるということは、公的機関がおすすめしているということになりますので、もしも旧耐震基準の建物で、地震対策にお困りの場合は、お住まいの地域で補助金がないか調べてみてはいかがでしょうか。
詳細は、市区町村役所にてご確認ください。