「家の取り壊し費用を少しでも安くしたい!」
と思うのは、解体工事を検討している方であれば誰もが思うところ。
家を取り壊して、新築する場合、もしうは駐車場として使う場合、はたまた売却する場合
様々なケースはありますが、少しでも安いに越したことはないですよね。
結論から言うと、解体工事を安くする方法は、新築を安く建てる場合と同様に相見積もりを複数社からとることにつきます。
もちろん、必ずしも一番安いところで行うことが最善と言うわけではないと思いますが、もしも見積もり金額が20%や30%もしくはそれ以上と大きく違うとしたら、やはり安いところの方が良いと思いますし、逆に高ければ高いなりの理由も知りたいところです。
「相見積もりをとって値段を比較しよう!」
というのは、新築の場合や住まい以外でも車の売却、保険相談等、色々なジャンルにおいても一般的になっています。なんなら楽天市場内でどこから買うかというのも相見積もりの一種とも言えますよね。
それだけ普通のことではあるのに、「解体工事」の相見積もりとなると、あまり一般的ではないと感じています。
建て替えを受注する時には相見積もりの結果受注できたできないは、ありますが、「解体工事の部分は相見積もりで取り逃した!」ということは、私の経験上ありません。
ありませんが、本音で言うと相見積もりをとった方がお施主様的には、経費の削減にはなるのにな・・・とは思っています。
では、なぜ解体工事の相見積もりは一般的ではないのか?
そもそも新築を依頼するのに解体工事だけ別で発注するというのはありなのか?
について、本音で話していきたいと思います。
少しでも解体工事を安くしたいと考えている方は、お付き合いいただけますと幸いです。
家の解体工事の相見積もりが一般的ではない2つの理由!
なぜ、家の解体工事の相見積もりはあまり取らないのでしょうか?
新築する時の相見積もりはもはや常識と言っても良いのに、解体工事の相見積もりとなると、「解体工事の相見積もりをする発想がそもそもなかった!」という方も多いです。
その理由を考えていくと、以下の2点にまとめられそうです。
新築の付随工事になっているから
解体工事の見積もりをどこでとって良いのか分からない
この2点についてそれぞれ詳しくみていきます。
新築工事の付随工事になっているから相見積もりはそもそもしない?
家の建て替えを考えて新築工事をしようと思ったら、多くの方がまずするのは、ハウスメーカーや工務店の検討です。
資料請求をしたり展示場に行ってみたりという動きをします。
その中で、新築の見積もりを取ると、新築工事の見積もり項目の一つとして解体工事の見積もりがあがってきます。
ここで自然と、新築工事の一環としての解体工事ということで、解体工事だけ別に発注するという概念が薄れるような仕組みになっていると言えます。
どこのハウスメーカーに依頼するかの中で、解体工事の費用も新築工事の費用と総額で考える為に、ハウスメーカーを決めた時にはオートマチックに解体工事も依頼することが決まっているという具合です。
それゆえに、解体工事だけ別に依頼して良いか分からないまま、まとめてハウスメーカーに依頼するということに。
新築工事とセットになっていることが、解体工事の相見積もりをしない最も大きな理由だと僕は思っています。
解体工事の見積もりをどこでとって良いのか分からない
解体工事の相見積もりが一般的ではないもう一つの理由は、「解体工事の見積もりをどこでとって良いのか分からない!」というもの。
ハウスメーカーは展示場があったり、広告もたくさん出ているので資料請求しやすいですが、解体業者はあまり見かけません。
それにも理由がありまして、新築工事とセットになっていることをもう少し深掘りしていくと、解体業者の多くは、ハウスメーカーや工務店から出てくる解体の仕事を請けているので、解体業者自ら一般のお客さんへの営業はあまりしていないことが多いです。
逆にハウスメーカーや工務店との付き合いは大事にしてそこからの仕事でやりくりしています。
なので、一般の方へ向けて見積もりを積極的に出していないことがあります。
いざ、相見積もりをとろうと思っても、解体業者の見つけ方が分からないというのも解体工事の相見積もりが一般的ではない理由と言えます。
解体工事の相見積もりを取るメリット・デメリット
次に、解体工事の相見積もりを取るメリットとデメリットを見ていきます。
まずはメリットから。
解体工事の相見積もりを取るメリットは?
・価格の比較ができるので安い業者が探せる。
・業者の比較ができる。
相見積もりをしてよく聞くのが、2~3割も安くなった!という声。
それだけ解体工事費の見積もりってばらつきがあります。
もちろん、解体工事ですので、最終的な完成形は更地で完成です。
業者によって出来上がりが異なるということはないはずです。
解体工事の相見積もりを取るデメリットは?
解体工事の相見積もりを取って見積もり費用を知るところまでのデメリットは基本的にはありませんが、相見積もり先と契約する場合にはデメリットが出てくることもありますので注意が必要です。
・自分で発注する必要がある。
・工期の調整が必要
・瑕疵があった時に対応が必要
・住宅ローン
・補助金の利用
相見積もりをとって自分で発注すると当然ですが、解体業者とのやりとりを自分でする必要が出てきます。
自分でやりとりする時にどんな注意点が出てくるかと言うと、「工期の調整」「瑕疵があった時の対応」「住宅ローン」「補助金の利用の段取り」が主なポイント。
ハウスメーカー等にまとめて依頼すると、工期の段取りは全部ハウスメーカーがやってくれますので、いつから着工したいのか希望を伝えて段取りをすれば特別困ることはありません。
とは言え、自分で発注したとしても、解体業者にいつ工事にはいれていつまでに終わるか?を聞いて、新築の着工をいつにすれば良いかなど段取りをすれば良いので凄い難しいということはないと言えます。
ですが、問題となるのは、解体工事をして思わぬ瑕疵が出た時。
瑕疵で思い当たるのは、地中障害や予想外に出てきたアスベスト、遺跡などの文化財が出てくる、水が出てくるなどなど。
こういう不足の事態があったときに費用がかさむのはもちろんですが、工期が伸びることが問題なることも。
新築の方はハウスメーカーで段取りをしていたところに、解体工事が終わらずに順延なんてことになった時にどうするか・・・?
なんてことも。
なので、自分で解体工事を発注する場合には、このようなことがあった場合にどうするのか?ハウスメーカーと事前に取り決めを交わしておいた方が良いでしょう。
次に住宅ローン。
解体工事費も新築工事費に併せて住宅ローンを組むという方も多いでしょう。そのときに、金融機関によっては、一つの見積もりにまとめて欲しいと言われることも。
その点、銀行等に解体工事と新築工事の発注先が違うがそれぞれの見積もりで合算して良いのかを確認しておくことも大事でしょう。
また、つなぎ融資を使う場合は、解体工事での支払いのタイミングとつなぎ融資のタイミングもしっかりと考えておく必要があります。
補助金を使う場合も、補助金の内容にもよりますが、解体工事の契約および着工前に、新築の手続きや調査の手続き等が必要であり、審査がおりてから契約もしくは着工というルールがあることも多いです。
ハウスメーカーに一括で依頼していれば、その辺りの段取りは任せっきりで良いでしょうが、自分で解体工事を発注するとなると、タイミングも把握して必要な手続きはすることになる場合もあります。
これらの点に注意をして事前に確認した上で、解体工事を自分で発注するのであれば特にデメリットはなくなると言えます。
家の取り壊し費用を安くする方法は?
家の取り壊し費用を安くする方法は、これまでも書いてきたとおり相見積もりを取ることが一番です。
では、どうやって相見積もりを取るのかと言うと、一括見積もりサイトの利用がおすすめです。
一括見積もりサイトを利用するメリットは、一回の入力の手間で、複数の業者から相見積もりをとって費用の比較ができること。また、費用のみなら対応の比較もできるのもメリットと言えます。
さらにメリットとなるのは、一括見積もりサイトと解体業者が提携している時点で、一括見積もりサイトによる審査がされている点です。
つまり、変な業者はその時点で対象外となっている点で一つの安心感があります。
また、相見積もりを取るということは、必ずどこかの業者を断る必要が出てきますが、一括査定サイトから見積もりを取ることで、解体業者には、相見積もりであることがわかります。
そのため、断る時でも、比較した結果他に決めましたというのは自然の成り行きになるので断りやすいというメリットもあります。
以上は、どの一括査定サイトにも共通して言えるメリットですが、その中で特におすすめの解体工事に一括査定サイトを紹介しておきます。
あんしん解体業者認定協会が運営している「解体無料見積ガイド」です。
・13の審査基準をクリアした優良な解体業者のみが登録(審査基準も公開)
・登録後も悪い評価がある業者は削除することも
・お客様と解体工事業者との間に協会の担当アドバイザー入って適切にサポート
審査基準が明確で、一度審査が完了したからずっと取引可能かと言うとそうではなくて、もしも審査をクリアしたけれどお客様から悪い評判がある場合は、削除していくという姿勢も安心できます。
単純に一括で見積もりを請求するというだけではなくて、解体無料見積ガイドの担当者が、お客様の解体の内容や希望の時期などを聞き取った上で最適の業者を2~3社に絞り込んで見積もりをとってくれるという点は特に魅力的です。
解体工事の種類によって、使う重機も違いますので、実は得手不得手あります。
例えば、木造中心に解体している業者が鉄筋コンクリートの建物を解体しようとすると、適切な重機がないということはよくあります。
それを請負時にどうするかと言うと、その重機を解体業者がレンタルして工事をすることになります。このレンタル費は当然見積もりに乗ってきますので、見積もりにも差が出てきます。
かと言って、どの解体業者がどんな建物の解体工事をしていて得意なのかという情報は、一般のお客様が調べるのはかなり難しいのではないでしょうか。その情報を解体業者の審査を通して把握している「解体無料見積ガイド」が絞り込んでくれるというのは実に価値のあることだと言えます。
そして解体工事中の思わぬ事態に対しても相談できるように、解体工事の終了後まで担当者がサポートしてくれます。
解体工事という慣れない工事に対して中立な立場で相談できる相手がいるのは安心ですよね。
それによって、自分で解体工事業者に発注する時のデメリットはかなり減るのではないでしょうか。
ハウスメーカーに依頼する解体工事費の真実
以上、解体工事の相見積もりの可否や、解体工事を安くする方法について紹介してきました。
最後に、解体工事をまとめてハウスメーカーに発注する場合の真実をお話しておきたいと思います。
先程も伝えましたが、解体工事の相見積もりをすると、2~3割安くなることが多いというのはよく聞く話です。
ハウスメーカーが解体工事をする時にどうするかと言うと、基本的に下請けの解体業者から見積もりを取ります。
そして、そこにマージンを乗せてお施主様に見積もりとして提出されます。
このマージンが2~3割であることが多いです。
なので、ハウスメーカーからの見積もりをもとに、解体工事業者から相見積もりを取ると2~3割安くなることが多いわけです。
工期の段取りやなにかあった時の対応などを考えると、この2~3割は全く意味の金額とは言えませんが、少しでも安く解体工事をしたいという方にとっては削れる費用ではないかと考えます。
その中で全部自分で調べて段取りしていうのは大変ですので、「解体無料見積ガイド」を利用することで、費用を削減しつつ安心に進めることができるのでおすすめです。
もしも、少しでも解体工事を安くしたいという要望があるのであれば、まずは無料で見積もりを依頼してみてはいかがでしょうか。