ヤマダ電機が住宅ローンに参入しました。
家電販売から新築、リフォームへと拡大し、いよいよ住宅ローンの金融へと進化しています。
住まいを購入すると当然家電の購入も含まれますのでトータルで提供できるという凄みはありますね。
ヤマダ電気というと当然「安い」というイメージがありますが、住宅ローンも安いのでしょうか?
金利の紹介とヤマダ電機のローンを使うメリット・デメリットについて考察してみました。
ヤマダ電機の住宅ローン・フラット35の金利。
2017年4月の金利ですと、
15年~20年の金利で 1.010%
21年~35年の金利で 1.120%
となっています。
フラット35Sだと、技術基準(どれだけエコか?)に応じて当初5年間、もしくは10年間の間さらに-0.3%となります。
さて、これが安いかどうかですが、他の銀行の住宅ローン金利と比べると、
同じです。
楽天銀行、住信SBI、三井住友銀行など同じ金利です。
ヤマダ電機の住宅ローンを使うメリット・デメリットを考えてみた。
まずデメリットから考えてみる
つなぎ融資や、10割融資、諸費用ローンを行う場合は金利が高いという点。
例えば、つなぎ融資の場合、フラットつなぎという商品があり、年3.175%となります。
楽天銀行の場合 年2.61%。
つなぎ融資とは、建替などの場合に、頭金、中間金、残金決済と3回に分けて建築会社へ支払うタイミングがあります。
通常だと残金決済の時の一括で住宅ローンの実行(支払い)となるのですが、頭金や中間金も融資で行いたい場合につなぎ融資を使い、それぞれのタイミングで住宅ローンの実行を行うというものです。
10割融資の場合の金利については、
ヤマダ電機の金利は、フラットPLUSという商品があり、金利が年2.95%。
住信SBIは、2.165%となります。
フラット35は、本体価格に対して9割までの融資となりますので、残りの1割分に対して金利が異なってくるというものです。
前は、1割りは現金での支払うことが多かったのですが、最近は1割分の扱いが金融機関によって異なり金利差が出てきています。
登記費用や火災保険などの諸費用ローンについては、年3.475%。
ヤマダアシストローンという商品になります。
続いてメリットを考えてみる
メリットを考えてみると、住宅ローンを考える場合に、ヤマダ電機の「ポイント」がどれだけつくのか?という点によるかと思います。
新築購入後に、エアコンや冷蔵庫、洗濯機などの家電を買うでしょうし、その後にも買う機会は多いでしょう。
もちろん生活圏内にヤマダ電機があるかどうかにもよるところは大きいと思います。
ですが、リフォームローンの場合は、メリットが大きいように思います。
というのも、金利最大60回で金利・手数料無料ですので、ただでお金が借りられることになります。
商品は指定の商品ということですので、それで問題がなければ良いのでは?と思います。
また、賃貸住宅のオーナーでしたら、設備に関しては、それほどお金を使いたくないでしょうし、金利も無料であれば、リフォームローンを活用することで、持ち出しなしで、家賃から支払いができるので、活用するメリットはありそうです。
ヤマダ電機の住宅ローンに変動金利の取り扱いは?
ヤマダ電機の住宅ローンは今のところ、フラット35のみとなっています。
ですので、変動金利の取り扱いはないみたいですね。
ですが、ヤマダ電機の住宅ローンを扱っているのは、株式会社ヤマダ電機会社が100%出資の「ヤマダファイナンス」。
設立が、2016年5月ですので、まだ1年ぐらいの会社です。
それを思うと、今後、変動金利を含むローン商品が拡充してきても不思議はないですね。
以上、ヤマダ電機の住宅ローンの金利の紹介とメリット・デメリットについて考察してみました。
新築の場合、ヤマダ電機の窓口は、ヤマダS×L(エス・バイ・エル)ホームとなります。
つまりエス・バイ・エルで建てた場合に使える住宅ローンという位置づけです。
そもそも論となりますが、どこで建築するかの方が優先順位は高いですよね。
リフォームの場合は、目的によっては支払い方法からヤマダ電機と判断して相談に行くのはありではないかと思います。
住宅ローンを考える時にも、個々の生活に応じてポイントの活用などによって、人それぞれの損得が複雑化してきています。
生活に応じた住宅ローンのサービスについては、住宅ローンのドコモ、ソフトバンク、au別特典やTポイント・各種割引など続々と登場。に記載しておりますのでよろしければご覧ください。
複雑化してきている住宅ローンだからこそ、金利だけではなく、生活に応じてより良い住宅ローンを選びたいですね。
※上記掲載商品と金利は、2017年4月の金利に基づいて記載しております。