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首里城の再建築に必要な時間と費用はいくら?新国立競技場と比較すると・・・

首里城 再建 時間 費用

首里城の世界遺産の認定は取り消されないことが決定し、しかもユネユコも復旧へ協力することになり再建築への兆しが見えてきたと言えそうです。

では、これから再建築するとなると、首里城の復元には、何年ぐらいの時間がかかり、いくらぐらいの費用が必要になるのか?

途方もない年数と時間がかかるとなると悲しいところですが、、、

こちらでは、首里城の再建築に必要な時間費用を検討していきます!

首里城の再建築にかかる時間は何年ぐらい?

首里城の焼失は、2019年の火災で5度目。ちょうど、2019年1月に再建が完了したタイミングでの焼失だっただけに哀しみは甚大です。

では、2019年1月に完成した再建にかかった時間を紐解いていきます。

首里城の再建を時系列にまとめると

1958年(昭和33年)守礼門が再建されたのを皮切りに円覚寺門など周辺の建築から再建が始まる。

1972年(昭和47年)日本復帰後に国の史跡に指定(1972年5月15日指定)され、城の入り口に当たる歓会門と周囲の城郭が再建された。

・1979年(昭和54年)に琉球大学が首里城跡から移転

1980年代に県および国による首里城再建計画が策定され、本格的な復元がはじまった。

1989年(平成元年)11月より遺構の発掘調査や昭和初期の正殿改修図面・写真資料、古老の記憶などを元に、工芸家や職人を動員した当時の装飾・建築技術の復元作業が行われて正殿他の再建が始まった。

1992年(平成4年)11月2日には正殿を中心とする建築物群、そこへ至る門の数々と城郭が再建され首里城公園が開園した。

・その後、首里城を中心とした一帯が首里城公園として整備・公開がすすめられ、正殿の裏側にあたる城郭や建築物群の再建事業も継続。

・2000年(平成12年)には「首里城跡」として他のグスクなどとともに「琉球王国のグスク及び関連遺産群」の名称で世界遺産に登録された。

2019年1月に約30年にわたる復元工事が完了

(参考:wikpedia)

そもそも4回目の焼失は、1945年の戦争によるものです。

戦後の1958年から徐々に再建が始まっていて完全に完成したのは、61年後ということになりますのでしょうか。

とは言え、その間には、琉球大学の移転があったり、首里城の全体を通しての再建築となりますので、5度目の火災で同じだけの時間がかかるというわけではないと言えそうです。

参考までに首里城の全景を見てます。

首里城 配置

出典:内閣府沖縄総合事務局公式HP

正殿に限ってみていくと、1989年に再建が始まって、1992年には、首里城公園として開園しているのを見ると、3年の間に再建が完了したということになります。

前回の復元は、図面や資料が完全にそろってはいない中での再建でしたので、今後の再建の方が、資料からの復元という意味ではスムーズに運ぶのではないでしょうか。

焼失した建物の解体から片付け、再建プロジェクトの発足、計画、着工、建設と段取りを踏むとやはり早くても5~10年はかかるのではないかなと予想されます。

首里城の再建築に必要な費用はいくら?

首里城の再建にかかる費用を見ていきます。

内閣府の資料によると、焼失前の首里城の復元にかかった総事業費は1986~2018年度の33年間で約240億円

とあります。

240億円というとまた大きな金額が必要になりますね。

沖縄の2018年の財政を見てみると、7,310億円の歳入(入ってくるお金)があります。

参考:沖縄県の財政2018(沖縄県公式資料pdf)

建物等の建設に充てる年間の予算は、1,507億円。

それから見ると、240億円というのは、まるっと予算に収まりそうな気もしますが、道路や公園などのインフラにかける予算として、毎年利用されている資金ですので、その中から、240億円を捻出するというは大変なことです。

おそくらく30年以上かけて再建をしていたというのは、毎年の予算に限りがあったからというのもあるのではないかと推測されます。

再建にかかる時間というのは、単純に技術的な時間だけではなくて、予算上の都合が大きく影響しそうです。

予算も含めて考えると現状では、再建の完成まで何年かかるかは分からないということになると考えられます。

ちなみに、沖縄総合事務局によると、正殿や南殿、北殿などは国が約73億円かけて復元整備したとのことで、全体で240億円かかっていても、建物のみですとそこまではかかっていないことが分かります。

分かりますが、当時にくらべて資材も人件費も高騰しており、7棟に関して200億円かかるという見方もあるようです。

新国立競技場の予算と比較すると・・・

ちなみに、240億円の施設の予算は高いのか安いのか?

基準がないとピンとこないと思いますので、参考までに有名な施設の予算を見ていきます。

いよいよ完成となる新国立競技場ですが、建設工事が着工する前には予算でもめていたのを思い出します。

その予算は、1490億円

首里城が6回再建できそうです。(他意はありません。)

スカイツリーの予算と比較すると・・・

スカイツリーの総事業費は約650億円とされています。

スカイツリーは、民間の建物で、事業主体は東武鉄道が筆頭株主となる東武タワースカイツリー株式会社です。

首里城が2回再建できそうです。

2025年大阪万博の予算は?

大阪万博会場の建設費は約1250億円と見込まれ、国と大阪府・市、経済界が3分の1ずつ担うことが決まっているとのこと。

首里城が5回再建できる予算です。

こうやって見ていくと、首里城の再建にかかる予算は、非現実的なほど莫大な予算ではないと言えそうです。

首里城の再建築に向けた動き!ふるさと納税が熱い!

首里城の再建に関して、国としても支援を検討しており、ユネスコも協力体制を示しています。

そして、民間においてもクラウドファンディングがはじまっていて、再建に向けた動きが活発化していきます。

中でもクラウドファンディングの返礼品の扱いが、「ふるさと納税」になっているというのが非常に熱いと個人的には思います。

ふるさと納税で商品券が・・とか様々問題が出てきていましたが、それに比べると実に価値のあるふるさと納税の取り組みなのではないかと思うわけです。

事実、開始から数日で、5億円を超える寄付が集まっており、2019年11月16日現在で5億3000万円以上集まっています。

再建に向けた予算の壁をみんなで超えることができれば、少しでも早い再建に期待ができそうですね。

再建した首里城をそう遠くない未来に訪れたいと切に願います。

クラウドファンディングに興味がある方は下記が公式サイトになりますのでチェックしてみてくださいね。

公式のクラウドファンディングはこちら→ふるさとチョイス「首里城」再建支援プロジェクト

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