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地鎮祭の準備と流れ。日取りや時間、服装、お供え物セット、お酒や金額の相場のまとめ

地鎮祭、玉串料、初穂料、ご祝儀、違い

地鎮祭、玉串料、初穂料、ご祝儀、違い

 

新築をする前に、土地の神々を鎮める為に地鎮祭をやります。

新築を祝いながら祈祷する地鎮祭は良いものです。お施主様の嬉しそうな表情を見ていると地鎮祭をやって良かったなぁといつも思うものです。

 

とは言え、年々少なくなって来ている地鎮祭。

お金もかかるものですし、やるかやらないかを悩んでいる方も要らしゃるかと思います。

また、そもそも地鎮祭って何をやるのかいまいち分からないということも。

ここでは、地鎮祭について、当日の流れや、事前に準備するもの、また地鎮祭にかかる金額などをまとめてみました。

地鎮祭に迷ったら当コンテンツをご確認いただければ幸いです。

地鎮祭の当日の流れは?

そもそも地鎮祭って何?

という方はまず下記動画をご確認ください。

東建コーポレーションの社員教育用の地鎮祭の説明動画ですが、非常にわかりやすいです。

とても、よくまとまっているので、当コンテンツはこれにて終了で良いのではないかと思いますが、準備については動画での紹介はないので、当コンテンツも頑張ります!

 

当日の地鎮祭の式典の様子は動画にあるとおりですが、以下の式次第が一般的です。

ただし、地域によっても異なる場合はあります。

開式の辞
修跋(しゅばつ)神主がお祓いをして参列者を清めます。
降神(こうしん)神様を祭壇にお招きします。
献饌 (けんせん)神様にお供え物を差し上げます。
祝詞奏上(のりとそうじょう)神主様が神前に祝詞を奏上します。
四方祓(しほうばらい)建設現場を祓い清め工事の無事を祈願します。
地鎮の儀(じちんのぎ)お施主様、施工者が初めて土地に手をつける儀式。
玉串奉奠(たまぐしほうてん)玉串を祭壇に捧げます。
撤饌(てっせん)神前に供えた神饌品を下げます。
昇神(しょうしん)お招きした神様にお帰りいただきます。
直会(なおらい)乾杯をして神饌品のお下がりをいただきます。
閉式の辞

地鎮の儀において、鍬(くわ)、鋤(すき)、鎌(かま)で「えい、えい、えい」という掛け声をするのは印象的ですね。

言ってみれば、街なかで大きな声を出すので結構恥ずかしいです。

 

この流れで閉式の辞が終わった後に、初穂料や御祝儀を提出する流れとなります。

当日に準備をするもの

当日の地鎮祭の開始前に準備するものとして、

竹、注連縄(しめなわ)、鍬(くわ)、鋤(すき)、鎌(かま)、玉串、祭壇、砂、テント、イス、紅白幕などは施工者もしくは神主様が用意してくれ、準備をしてくれます。

お施主様は、当日の準備には基本的には携わることはありませんので、お供えや初穂料、御祝儀などを持っていけば大丈夫です。

また、記念になりますので、当日はカメラの用意もあると良いでしょう。

初穂料やご祝儀の書き方に関しては下記コンテンツに、まとめていますのでご参照ください。

関連:初穂料と玉串料とご祝儀。地鎮祭でのし袋に書くのはどっち?封筒の書き方と金額

地鎮祭当日の服装と、神饌品(お供え物)の種類は?

地鎮祭の当日の服装は?

お施主様は基本的には何でも良いです。

何でも良いのですが、神前の儀式になりますので、節度のある格好が望ましいでしょう。

男性であればスーツ。クールビズ問題なし。女性であれば、襟付きのシャツにジャケット、冬場であればコート着用できれいめの格好であればOKです。

服装に関しても、動画の様子を参考にしてもらえればイメージできると思います。

地鎮祭の神饌品(お供え物)一覧

お供えとして用意するセットを一覧にしてまとめました。

考え方としては、海の幸、山の幸、野の幸、お米、お水、お酒、お塩です。

 

お酒奉献酒と言って一升瓶2本で奉献と蝶結びののしに記載します。
 お米洗米したお米を一合程度用意します。
 塩 一合用意します。
一合用意します。500mlのペットボトルの水でもOKです。
 海の幸 鯛が伝統ですが、用意が難しい為、昆布やするめの乾き物が一般的です。
山の幸果物です。旬の果物を用意することが多いです。
野の幸 地面の上に出来るものとして、なす、トマト、きゅうりなど。
 野の幸地面の下に出来るものとして、だいこん、さつまいも、人参など。

 

一覧にすると以上になります。

補足説明をつけくわえていきます。

奉献酒は次の画像のイメージです。

 

出典:酒の岡田屋

奉献酒に関しては、お施主様が用意しない地域もあります。施工店が代わりに用意して地鎮祭終了後にお施主様にお渡しする流れになります。

お施主様が用意した場合は、地鎮祭終了後に神主様にお渡しする流れとなります。

 

また、一升瓶意外にも、お清めに使うお酒もありますので、お神酒用の清酒を用意しておくと良いでしょう。

 

果物や野菜に関しては、何でも良いのですが、色合いを考えると祭壇が綺麗に飾れます。

 

海の幸でするめを用意する場合、一枚物のするめが良いでしょう。

 

出典:北の海の森 昆布森 アツマル水産
一枚物のスルメって意外と探すのに苦戦することがあるので、担当の営業マンに売っていそうなお店を確認すると良いかもしれません。

時間があれば、上記リンクからも購入できます。

小さいものをたくさん用意するよりも、大きいものの方が見栄えがします。

 

また、念の為、紙コップや紙皿も用意しておくと良いかと思います。神社によっては祭壇セットの中にお皿やお神酒を入れる器の用意がありますので使わないこともありますが、念の為。

 

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地鎮祭に良い日取りは?

地鎮祭はお祝い毎なので、日取りは気にした方が良いでしょう。

基本的には、大安か友引と考えれば良いです。

時々大安でも三隣亡と言ってよろしくない日も稀ですがありますので一応チェックはした方が良いでしょう。

三隣亡とは、その日に建築行為をした場合には、火事をおこして隣まで迷惑をかけると忌む日です。

地鎮祭ではないですが、契約日に大安で設定しようとしたら三隣亡だったので、次の大安に延期したというケースありました。

 

地鎮祭を執り行える神社は限られているので大安の日程は比較的早く埋まっていきます。

さらに午前中朝早い時間に一回だけという受付も多いので、予定がおさえられないケースもあります。

どうしても大安、友引が合わない場合は、地鎮祭は通常午前中ですので、先勝での日程調整を考えるのも一つの手段です。

地鎮祭を行うのにかかる金額の相場はいくら?

最後に地鎮祭にかかる金額の相場がいくらか見ていきます。

地鎮祭にかかる費用を一覧でまとめますと、

金種金額の相場
初穂料5万円
御祝儀1万円×4人=4万円
テント・イス代5万円程度
神饌品(お供え物)1万円程度
合計金額15万円

あくまで概算でみてもらえればと思います。

神社によっても初穂料の金額は違いますし、御祝儀の有無、テントのありなしによっても金額に差が出てきます。

とは言え、15万円程度用意しておけば出来ないということはないと思います。

 

ちなみに、通常は建築の工事請負契約の金額の中には地鎮祭の費用は含まれていないと思いますので、別途この分の用意が必要になるといことになります。

 

 

以上、地鎮祭の当日の流れから、準備するものまで一式まとめてみました。

地鎮祭をやるかやらないかについての考察は下記コンテンツにもしておりますので、もしもやるかやらないか迷っている場合はご参照ください。

地鎮祭はするしない?発祥起源や現代の動向を考えた結果、我が家ではやらない決断に

 

いずれにせよ、地鎮祭をやるからには記念に残る家族の大切な思い出となって欲しいですね。

事前準備と段取りの参考になれば幸いです。

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