オーニングとサンシェードってなんとな~く意味は分かるけど、具体的な違いって何?
と言われるといまいち分かっていないということも多いのではないでしょうか。
いざ取り付けようと思ったら、その違いやそれぞれの特徴、メリット・デメリットは知っておきたいところですよね。
せっかくなら、自分の家にピッタリのものを取り付けたいです。
オーニングとサンシェードの違いをまとめてみました。
また、オーニングやサンシェードの設置する時に、時々ある質問が「雨よけ」になりますか?
というもの。
物理的には雨よけにはなるのですが、実はそこに危険もありますので、答えはNG。
オーニングとサンシェードを雨よけに使ってはいけない理由についても紹介していきます。
目次
オーニングとサンシェードの定義の違い
オーニングとサンシェードのそれぞれの定義をまず見ていきます。
オーニングを辞書で調べてみると、
喫茶店やブティックなどで使われる、日よけ・雨覆い。
出典:デジタル大辞泉
とあります。
そして、サンシェードを調べてみると
光をさえぎるもの。
日よけ。日おおい。ひさし。
出典:デジタル大辞泉
とあります。
定義を調べてみても正直全然分かりません。
分からないので、各メーカーの商品を見てみることにします。
まずは、オーニング。
そして、
サンシェードを同じくYKKapのアウターシェードという商品で見てみます。
となります。
ますます分からなくなりそうですね。
この画像だと上から見るか下から見るかの違いじゃないの・・・・!?
という程度にも見えちゃうのですが。
よくよく見てみると、オーニングの方はフレームがありますね。
このフレームで折りたたみが出来ます。
サンシェードの方は、フレームがありません。
同じ日よけであることに違いはないのですが、オーニングは、可動式のテントという位置づけになります。
オーニングにはフレームがあり折りたたみを行うことで出したり閉まったりが出来ます。
サンシェードはあくまで日除けという意味になりますね。
オーニングとサンシェードの特徴~メリット・デメリット~
続いて、オーニングとサンシェードそれぞれのメリット・デメリットを見ていきましょう。
それぞれの特徴をつかむとより違いが分かりますね。
オーニングのメリット
まずオーニングのメリットをみていきます。
・商店建築などで使われている為おしゃれ。
・リビング空間の延長といったように空間の演出が出来る。
・出したり閉まったりが出来る。また電動タイプもあって楽。
という点が言えます。
お店で使うことも多い為、デザイン豊かなのでオシャレな家造りという観点からも楽しめます。
オーニングのデメリット
オーニングのデメリットをあげますと、
・工事が必要。電動を後付する場合電気工事も必要。
・価格が高い
という点があげられます。
簡易的につけられるというわけではないのでリフォームの一貫として考えた方が無難です。
その為、価格もサンシェードに比べると高いです。
サンシェードのメリット
続いてサンシェードのメリットをみていきます。
・シンプルで使いやすい
・比較的安価で取り付け可能
・DIYでの施工も可能
リフォーム工事とまでしなくても、自分での取り付けも可能です。
シンプルな作りになっていますので、操作もカーテン感覚で操作できますし、日よけの効果はしっかりあるので、夏場の遮熱対策としてはオーニングよりも取り組みやすいと思います。
サンシェードのデメリット
最後にサンシェードのデメリットです。
・デザインが単調
・テントではないので、一箇所に固定する必要がある。
という点がデメリットと言えそうです。
オーニングとシェードの違いをまとめますと、「価格の違い」「目的の幅」が大きく違うと言えます。
「どちらが良いか?」というと、まさに目的によるのですが、日よけだけの為であれば、シェード。
日除けに加えて、リビングの使い方のイメチェンだったり、外観のデザインへのアクセントという要素があるならば、オーニングの方が良いでしょう。
オーニングとサンシェードは雨よけに使って良いの?
時々聞かれるのが、「洗濯物干しの上に屋根がないので、雨よけとしても使いたいけど大丈夫でしょうか?」という質問。
回答としては、「おすすめできません。」となります。
もともと言葉の意味に、オーニングもサンシェードも雨よけの意味はあります。
ですが、日常的に使う中で、小雨が降っている時であれば問題ないと思いますが、問題になるのは風を伴う雨の場合です。
オーニングもサンシェードも風のあおりを受けやすいものとなります。
素材的には、雨に濡れても問題ない素材ですので、濡れる分には問題ありません。
一番の問題は風です。
風にあおられて壊れてしまう危険性がありますので、基本的には晴れている日の日除けとして使うものとなります。
夕立が降って濡れた。とか雨の中出しっぱなしで濡れた。
というのは問題ありませんが、風が強い日に出しっぱなしにするのはやめたほうが良いですね。
サンシェードも同様に、風力を受けやすいので、雨の日は畳んでおいた方が良いでしょう。
暑さ対策として使うのであれば、購入もしくはリフォーム依頼する際に、納期も十分に確認しておきたいですね。
ちなみにオーニングやサンシェードではなくて、雨除けを探している場合には、「ひさし」の取り付けが有効ですね。
ひさしも色々な種類がありますので、気に入ったデザインのものを探してくださいねっ!!