ZEHには様々な種類があるのはご存知でしょうか?
ZEH、ZEH+、ニアリーゼッチ、ゼッチオリエンテッド、そして、新たに「ZEH+R」が登場しました!
2019年度(令和元年度)はZEH、ZEH+の補助金が更に強化されて、ZEH+Rに対しての補助金が創設されました。
こちらでは、ZEH+Rとは何なのか?また、どういう補助金があるのか、紹介していきます!
関連:NearlyZEH(ニアリーゼッチ)とZEH oriented(オリエンテッド)の違い。
ニアリーゼッチやゼッチオリエンテッドについては、上記コンテンツにて紹介していますので、気になる方は併せてご参照ください。
ZEH+R(ゼッチ・プラス・アール)とは?
ZEH+R(ゼッチ・プラス・アール)とは、ZEH+の建物に蓄電設備または、太陽熱利用温水システムを追加したものと考えると分かりやすいです。
環境共創イニシアチブの定義によると、
蓄電システムや太陽熱利用温水システムにより停電時のレジリエンスを強化したZEH+
とあります。
ZEHの環境問題に加えて、停電時にも電気が供給できる住宅に対しての補助金ということになります。
太陽光発電システムの売電の固定買取制度の終了もうけて、いよいよ蓄電池の強化に力を入れているようにも見受けられますね。
参考:【2019年問題】太陽光発電の10年の売電終了後はいくらで売れる?
ZEH+Rの補助金は?
ZEH+Rの補助金の正式名称は、「ZEH+R強化事業」です。
制度の概要をまとめておきます。
・対象:「ZEH+」を満たす住宅 ※(寒冷地、低日射地域、多雪地域の場合は、Nearly ZEH+もOK)
・補助金額:125万円/戸
・追加の補助:
①蓄電システム(定置型)を設置する場合:2万円/kWh加算(上限:30万円又は、補助対象経費の1/3のいずれか低い額)
②太陽熱利用温水システム:【液体式】17万円/戸 【空気式】60万円/戸
・条件:
①停電時に主たる居室電源を確保できること(方法に指定あり)
③「蓄電システム(創蓄連携で蓄電容量4kWh以上の ものに限る)」
または「自立制御電源を確保した太陽熱利用温水システム」のいずれか、または両方を導入すること
2019年/令和元年度(平成31年度)のZEHの補助金一覧!
ZEH+Rの補助金をより理解する為には、2019年/令和元年度(平成31年度)のZEHの補助金をひととおりおさえて置きましょう!
ZEHの補助金は戸建てかマンションかに分かれておりますが、マンションの場合は、事業者向けの補助金になりますので、一般の方が補助金をもらう為には戸建ての新築か購入、もしくはリフォームすることが条件になります。
新築も購入もリフォームもいずれにせよ、ZEHの条件を満たせば同じ条件での補助金がもらえます。
では、ZEHの補助金の種類ですが、3つの段階に分かれています。
①ZEH
②ZEH+
③ZEH+R
考え方として、ZEHの省エネ性能を更に高めたものが、「ZEH+」。
「ZEH+」に蓄電等設備を追加したのが「ZEH+R」。
ZEHよりZEH+。
ZEH+よりZEH+R。
とグレードが上がっていきますので、補助金額も増えていくという流れですね。
補助金額を一覧にしておきます。
ZEH | 70万円/戸 |
---|---|
ZEH+ | 115万円/戸 |
ZEH+R | 125万円/戸 ※追加補助あり。 |
ちなみに、そもそもZEHって何?という場合や、ZEHなどの省エネ住宅の目指しているところに関しては下記コンテンツにて記載していますので興味がある方はどうぞ。
関連:LCCM住宅とZEHとZEH+とサステナブル建築の定義の違い。
ZEH+R強化事業の詳細は、環境共創イニシアチブの公式HPにて確認できます。
まとめと注意点!
以上、ZEH+Rについて紹介してきました。
ZEHの補助金の注意点としては、ハウスメーカーがZEH事業者として登録している必要があります。
つまり、ZEHにしたとしても、ハウスメーカーが事業者登録していない場合は、補助金がもらえません。
ZEHビルダーは環境共創イニシアチブのHPにて公開されていますが、その中から業者を探すのはわりと大変だと思います。
なので、もしも具体的に新築やリフォーム等の計画があってZEHの補助金を使って計画したいという場合は、タウンライフZEH特集がおすすめです。
タウンライフZEH特集では、全国のハウスメーカーでZEHに対応している企業から、提案プランと見積もりを無料で作成してくれるサービスです。
しかも希望や要望を一度入力して送るだけで、複数社から提案をしてくれますし、さらには見積もりまで手に入ります。
「相見積もりは重要だよ」よく言われますが、相見積もりを取るのも大変ではあります。それが手軽に取れ、しかもZEH対応業者を選別してとれるというのはかなり便利だと思います。
より詳しくタウンライフについて知りたい方は下記コンテンツにて紹介しています。
ZEHの補助金も毎年少しずつ変わっていますが、2019年(令和元年度)も出ています。
蓄電池を利用した家も大手ハウスメーカーではパッケージプランになってきたりもしていますので、ぐっと身近になってきていますね。
この機会に、ZEH+Rの補助金を活用して、ZEHの計画をしてみてはいかがでしょうか。